結納当日
さて、とうとう結納当日。
彼一家は、朝の飛行機でやってきて、夜の飛行機で帰るという、ちょっと強行スケジュールでした。
11時からの結納予約で、ワタシは振袖に着替えるために、朝9時半にホテル入り。
大安ということもあって、結婚式も4件、結納も私たちの他に2件ほど入っていたようで、美容室はてんやわんや。
それにしても何で着物・・・特に振袖ってあんなに大変なんでしょうね。着る方も大変だけど、着せてくれる美容室の方々はもう汗だくです。ホント、ご苦労様でした。
で、結納のはじまりはじまり~。
今回は、ホテルの進行役は抜きにして、両家のみでマイペースに行うことにしました。
部屋に入ってまずびっくりしたのが、結納品。
なにが、というと、私たちの地域ではいやゆる関東風と呼ばれるこんぶやかつをぶしにのし紙を巻いただけ(ちょっとひどい言い方ですが、笑)の結納品がお盆に並ぶのが一般的なのですが、彼は関西風?・・・ということで、かわいらしい水引で作られた立体的な飾り(オブジェ?)がどどん、と乗っているのです。
ホテルの人もびっくりしてました。こんなに立派なのは見たことない~、って。
しかし、彼の側に言わせると、これはとても略式なのだそう。本当なら松・竹・梅の3つの飾りが乗っているとか。今回は略式で行うので、松竹梅を1つにまとめたかわいらしい飾りにしたとのことで。
ホームページなどを見て、勉強はしていましたが、やっぱり実際見ると感動~。
そのままお正月の飾りに使えそうです、笑。
ということで、いそいそとみんな着席。
着席順もいろいろあるようでしたが、今回は私たち本人が上座へ。(「家」を重視する地域では、父親が上座、とかもあるみたいですね)
で、彼のお父様が簡単にご挨拶などをして、それでは・・・と、彼が結納品の中から目録をとってくる。
が、彼は緊張のせいか、それとも普段の行儀の悪さからか、思わず中腰でひょい、ともってきてしまう。
ここで、彼のお母さんに「ちゃんと座ってとりなさい」と注意される、笑。そりゃ当たり前じゃ~。
そして、彼が目録を差し出して、
「幾久しくお納め下さい」
「幾久しくお受けいたします」
と、ワタシが受け取る。
いやもう、覚えた口上はこれだけでした、笑。しかもこれだけ言うのにもワタシはかんでました。
これから結納のみなさん、気合いを入れるならば、この口上は口に出して練習しましょう。暗記するのは簡単ですが、早口言葉のようで口が回りません、笑。
まぁ、かんだらかんだでうちは場が和んで、良かったのですが。
ぱらぱらと目録を開いて、ふむふむ、と確認。
しかし、実際は緊張していたのと難しい漢字が多すぎてこの時はよくわかりませんでした、笑。
まぁ、とりあえずわかったふりをして父に回す、父もわかったふりをして母に回す、母もわかったふりをして弟に回す。
みんながよくわかっていないのに、わかったふりをしているという。そして多分この場の誰もが、わかっていないことをわかっているという奇妙な雰囲気、笑。
もしかして、弟が一番冷静に目録を見ていたかもしれない。にゃは。
そして、ワタシが受け書を彼に差し出して、
「幾久しくお納め下さい」
しかし、かれは「ありがとうございます」と受け取った、笑。
「幾久しく・・・」じゃないのかしら~。
一応受け書も中を確認。
ワタシも見ていなかったので(いいのか)、ついでに見せてもらう。
これで無事結納終了~☆
所要時間約10分足らず。
あんなに緊張していたのに、実際はあっけない。
いや、本当に正式にやると大変なんだろうけど。
うちは身内だけで、笑いあり、座布団あり(本当はいらないらしいです)でやってしまいました。
それでも感動、というか、なんとなく実感ひとしお。
そして、婚約記念品交換、写真撮影、会食へと続いていきます。
が、長くなりそうなので今日はここまで。
は~、なんにしても、楽しかった。
ビバ結納。とまではいきませんが、やれるならやっておいてもいいものです。
ホントに。
結婚式は結婚後でも出来るけど、結納は結婚前しか出来ないもんね!
では次回に続く~。