おはようございます☺️
今日は、「大字(おおあざ)」と「字(あざ)」
について。
都市部だと聞くことがないですが、もともと
農山村だった地域を記す住所は「大字(おおあざ)」と「字(あざ)」に分けられていました。
大字は江戸時代の村を継承した範囲・地名で、
字は大字より小さい集落のまとまりにつけられた
地名です。
その起源は豊臣秀吉が行った太閤検地にさかのぼり、元々は年貢を徴収する田畑を管理するために付けて
いた記号のようなもんで、江戸時代に各地の集落が
拡大すると、人々が住んでいる場所でも村名の後ろに小字が付き始め、次第に住所(○○の国 △△郡 ××村 字□□、など)として定着していきました。
例えば、山田村が川田村という村に合併された
ときに、山田村の表記を残すために、「川田村
大字山田」という表記。
更に、より細かい集落や農地などがある場合は、
「川田村 大字山田 字海田」といった形で後ろに
字(小字)が付きます(ちなみに青森県八戸市
鮫町では、1つの大字が98の字を持っています)
明治以降、小さな村は何度も合併を繰り返し、
今の市町村になりました。
字が消えた地区もありますが、バス停、公民館、
交差点名に残ってたりします。
江戸時代の村名由来の大字は、都市化しない限り、
たいてい大字や町名として残りますが、字を
残すかどうかは市町村によって異なり、残らない
ことが多いようです。
現在でも政令指定都市の中には町を設置せず、
大字を存置している都市があります。
(さいたま市、川崎市、名古屋市、広島市、
北九州市、福岡市、熊本市など ※ウィキペディア
調べ)
⭐️ 郵便物を出す際は、7桁の郵便番号さえ正確に
書かれていれば、以下のように一部を省略する
ことができます。
町域名に先だって「大字」「字」の文字が冠されて
いる場合。
「大字」「字」の文字までの記載を省略することが
できます。
⭐️省略例
333-0823 埼玉県 川口市大字 石神976
↓
333-0823 石神976
「大字」が冠された町域名の後に「字」の文字が
続く場合。
「字」の文字は省略することはできません。
⭐️省略例
038-3802 青森県 南津軽郡 藤崎町 大字 藤崎
字 西村井8-2
↓
038-3802 藤崎 字 西村井8-2
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