郵便マーク「〒」にも由来があるんです。
郵政民営化以前、2001年まで郵便を取り
扱っていた「郵政省」この郵政省が出来るまで、
かつては「逓信省(テイシンショウ)」という
省庁が郵便や電信を取り扱っていました。
「〒」は、この「逓信省(テイシンショウ)」の
頭の「テ」の文字を取って図案化したもの
なんです。
逓信省の逓信とは取り次いで音信を通ずる事と
いう意味で宿駅から宿駅へ荷物を送る逓信と
電信の文字を組み合わせたものだと言われています。
日本では郵便事業の省略化を図る為に1968年
7月に3桁(000)もしくは5桁(000-00)の
郵便番号が導入され、1998年2月にはそれまでの
郵便番号の末尾に4桁を付け加えた7桁(000-0000)となり、現在のような郵便番号になりました。
ちなみに、現在のような郵便番号7桁発祥の地は
川越西郵便局です。
郵便番号の上二桁の番号を「地域番号」と言い
各都道府県に振り分けられており、一都道府県に
つき原則一つの地域番号が設定されています。
正しい郵便番号であれば、住所の一部を省略し
町域以下から記載するだけでもきちんと配達
されます。
(省略例)
〒105-0011 東京都港区芝公園4丁目2−8
東京タワー御中
⇩⇩⇩
〒105-0011 芝公園4丁目2−8
東京タワー御中
封筒に郵便番号を書く際に、〒(郵便マーク)を
書いてはいけないのだそうです。
日本郵便が定める「内国郵便約款」上では不可と
されていて、「〒」など記号の他に、「重要」
などの文字や、会員番号、電話番号も記載しては
いけないんだそうです。
もちろん「〒」を書いても送り先には届きますが、
「〒」があることにより機械で読み取れない場合も
あるそうで、その場合、郵便局員が手作業で確認し、データ入力をしなければならないそうです。
最新みえちゃんねる