柿もぎ パート2
柿もぎの続きをしました。
とても高い木に登るので、どうしても足に力が入り、途中で足がガクガクになってきます。
家具屋姫は、子供の頃、木登りをしたり、鉄棒の上を渡り歩いたりして遊んでいたので、
高い場所が怖いということは無いのですが、
その頃と今では、やはり運動の感覚や、敏捷性にずれがあるので、慎重になります。
一応、庭の3本の柿もぎは、今年も無事に終える事が出来ました。
(だいぶ残ってしまいましたがあきらめます)
もいだ柿は、「百目柿(ひゃくめ)」といって、とても大きい柿です。
ころ柿にしても美味しいのですが、これが木の上で熟して、真っ赤で柔らかーくなった「づくし(おそらく「熟し」のなまりでしょう)」が家具屋姫は大好き。
他のフルーツでは味わえないなんともいえない甘さはやみつきになります。
どうです!大きいでしょう!
柿もぎ
立冬を迎えたと思うと、急に冷え込んだように感じられます。
三女も朝、開口一番に 「今朝は寒いねえ」と言いました。
温度や季節の変化を三女も自分で感じとれる歳になったのだなあと、
三女のことは特にいつまでも子供だと思いがちな家具屋姫は、
この何気ない一言に、ちょっと感動しました。
ところで、家具屋姫にとって、この寒さは、「ころ柿」を作る季節の到来、を教えてくれるものです。
というわけで、またもや午後も遅くにさいばあの家に行き、柿もぎ開始です。
畑にある柿の木は、あまり大きくないので手間が掛かりませんが、
庭にある柿の木は、昔からの木なのでとても大きく、屋根に登らなければなりません。
今日はすぐに暗くなってしまったので、続きはまた明日です。
さて、今度の筋肉痛は、ちゃんと明日くるかしら?
正直な筋肉痛
先日、かなりの短時間でさつまいも掘りをしました。
翌々日、起きて靴下をはこうとした時、二の腕に痛みが走りました!
うんっ!まさか!今日なの!
家具屋姫の筋肉痛は、昨日でなく今日かいっ!!
筋肉痛 一日遅れで やって来た
がっかり。
自分ではいくらまだまだ若いと思っていても、身体は正直に歳をとっているということでしょうか。
でも、痛みはその日のうちに、知らぬ間に、去っていきましたとさ。
三姉妹の関係
夕べ、夕飯を食べている途中、お隣の1歳半になるセブンちゃん(仮)が大泣きしている声が聞こえてきました。
セブンちゃんはなかなか泣きやむ気配がありません。
三女 「どうして、泣いてるのかねえ?」
家具屋姫 「髪の毛でも洗っているのか、ただ泣いているのか。もうすぐ二人目が生まれるから、セブンちゃんもなんとなくわかって、お母さんが苛立ったりすると、なおさら甘えて泣くんだよ」
三女 「へえー、わかるの」
家具屋姫 「わかるんだなぁ。お母さんの感情を赤ちゃんはほとんど察するよ」
三女 「じゃあ、長女お姉は次女お姉が生まれる前どうだった?」
家具屋姫 「最初だから、とにかくすごく気を遣って大変だった」
三女 「次女お姉はどうだった?」
家具屋姫 「もう、すごく普通で、お母さんもぜんぜん気にしなかった。むしろ長女お姉と二人で、赤ちゃんが生まれてくるのを楽しみにしてたし。
次女や三女はお姉ちゃんに甘えられるけど、長女はお母さんにしか甘えられないから、その点は大変だよね」
この後も会話は続きます。
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我が家の長女と次女はとても仲が良いです。
性格はだいぶ違うのですが、お互いをとても良く理解し合っています。
小さい頃からおおきな喧嘩はあまりありませんでした。
歳の差は2つなので、何をするのも二人一緒にしておきました。
長女は2歳3ヶ月のときに託児所に入りました。
次女は6ヶ月のときにお姉ちゃんと一緒に、託児所に入りました。
長女は母との別れ際に、毎朝いつまでも泣いていました。
次女は常にお姉ちゃんが一緒という安心からか、あまり泣くことはありませんでした。
長女はかいがいしく次女の面倒を見てくれ、母も安心できました。
三人の姉妹は、みな地元にある公立の同じ保育園、小学校、中学校に通いました。
そして、高校受験の際、長女は地元から遠く離れた公立の進学校の受験を決めました。
思えばこのとき、長女は出願の直前で、受験校を変更しました。
その理由は、その高校の情報をお友達に聞いて、ぴんときたから、とのことでしたが、その時点では、その高校への交通手段も、正確な住所さえ知らず、もちろんその他その高校に関する詳しい情報はほとんどない状態でした。
結局その選択は非常によかったのですが、そのようなプロセスとなったのは、
長女本人が、初めてのことで情報の収集や検討の仕方がわからなかったということと、
家具屋姫もまた、初めてのことでそれらのサポートをちゃんとしてあげることができなかったこともあると思います。
次女は長女とは違う高校を受験しましたが、受験校の選択の際は、長女の受験時の経験や長女からのアドバイスもあり、情報収集や検討において、その方法に苦労したということはありませんでした。
三女は長女と同じ高校に進学しました。このときはもう、経験も情報もあり、あまり迷うことなく、早くから進路を決める事ができました。
そういうこと一つをとっても、長女が初めて経験することは、親にとっても初めての経験なので、知らないこと、わからないことがたくさんあります。
次女や三女の場合には、子供自身も長女を見ながら擬似体験できますし、何より親が一度経験しているので、何事もお互いに楽になります。
これは、受験の経験というような大きなことでなくても、日常のささいな経験についてもいえます。
たとえば、就寝時間や帰宅時間もそのひとつ。
長女が小学生のころ、就寝時間は9時として、必ず守らせていました。
しかし、5年生のとき、ドラマ「家泣き子」が大ヒットし、クラスのみんなが観ていて、観ないと話題についていけない、どうしても観たい、と泣きながら何度も訴えたので、朝寝坊しないという条件で、それだけ許しました。
そして、長女が中学でバスケットボール部に所属し、帰宅時間が遅くなるようになり、
ある日夜8時を過ぎても何の連絡もなく帰って来ないので、心配になり、学校に問い合わせの電話をしました。
その後まもなく長女は帰宅しましたが、学校への連絡にたいして長女は、みんな一緒にいたし、こんなのみんな当たり前だ、恥ずかしいからやめて、と怒りました。
しかし、次女や三女に関しては、一応心配はするものの、
様子も想像できるし、なにしろ心配するということに慣れてしまうので、
親の方はいろいろと気にならなくなります。
三女が小学校高学年のころに、必ず9時に寝ていたなんてことありませんでしたし、
次女が9時過ぎまで帰宅しなくても学校には電話しませんでしたし、
長女の何週間にもわたる説得の末にようやく買うことに同意した携帯電話も、次女と三女のときは、高校入学と同時に当たり前のものとして(家から遠くの高校へ長時間の電車通学と送迎の都合という事情もあるので)購入を許可しました。
なので、長女が 「私の時は、厳しかったのに、ずるいよ!」と嘆いたことも何度かありましたが、
そのときは、親の経験があるから、ということをうまく説明できませんでした。
このように、最初のことは、子供にとってはもちろん、親にとっても手探りなので、
長女には、自分の立場が「損」とおもえるようなことがとても多く感じられると思います。
確かに三女のときは、姉2人が小さな母となって面倒をみたり、親としての経験もだいぶ積んでいたので、
振り返ってみると、ほんとーうに、手がかからなかったなあ、と思います。
だから、姉妹(きょうだい)が多いほど子育てはしやすいと家具屋姫は自分の経験から考えます。
でも、実は、すべての行事で一番気合が入るのも、長女なんです。
食い初めや七五三や入学式や運動会などのイベントをはじめ、写真の数なんて長女と三女では比較にならないほど長女の方が多い!!!
手がかからなかった、というのは、あまり手をかけなかった、ということでもある。
さいわい、そのへんに二人とも不満は感じなかったようですが(?)、そこはごめんね、次女、三女。
このように、3人姉妹がいて、それぞれの立場で、それぞれいいこともあるけど、損もする。
長女は身近に手本がなく、頼る人もいない、
次女は姉には従い、妹には気を遣わなければならず、
三女は姉たちにいばられる。
とはいえ、やはりここまで妹は姉を参考にしてここまで生きてきて、
お姉ちゃんのおかげさまだね、ということで・・・
ここで会話に戻ります。
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三女 「やっぱり、うちの長女お姉ちゃんは、いろいろ、えらいねえ」
ということになりました。
我が家の三姉妹は、このように育ちました。
さつまいも掘り
昨日の夕方、さいばあの家の前の畑に、さつまいもを掘りました。近所のさつまいも掘りより1ヶ月ほどの遅れです。
家具屋姫 「お母さん、50分しかないから、急ごうね」
これだけの時間さえもなかなか見つけ出せなかったので、こんな時期になってしまいました。
しかし、掘ってみると、そのほとんどは八百屋さんで並んでいるような丁度よい大きさでした。
なかには、5倍くらいの巨大なものもありましたが。
農作業をしているさいばあはとても機敏で、要領がよく、今回も、先に葉っぱのつるをはがし、家具屋姫が掘りやすいように、根本だけ残して次から次へと動いてゆきます。
さすがに60年のキャリアは違います。体で覚えているようです。
急いでいたのですが、途中近所の方が3人通って、それぞれしばらくおしゃべりをして立ち去りました。
田舎らしい日常の一幕。
どうにか時間内に掘り終え、さいばあは「あー、これで安心した」と喜んでいました。
そしてそれらをすべて家具屋姫の車に積んで帰ってきました。
そして、今朝、さいばあから電話がありました。
さいばあ 「さつまいもがないんだけど、家具屋姫が持って行った?」
家具屋姫 「うん、昨日全部掘って、うちに持ってきてあるよ」
さいばあ 「あーよかった。盗られたらいやだもの」
あんなに二人で苦労したのに(泣笑)。
さいばあは、少しずつ、記憶力とともに、いろんなやる気も薄れつつあります。
でも、仕方ないよね、毎日ぼちぼち、一緒に頑張ろうね、お母さん!
省エネ運転、開始!
今月から三女の送り迎えの必要がなくなったという状況になりましたので、時間に追われることが少し減りました。
それと同時に、車を運転する時間がかなり減りました。
考えてみれば、娘3人の託児所・ピアノ・習字・スイミング・そろばん・英会話(小学時のみ1年間くらい)・最寄り駅・高校(時々)へ、車での送り迎えを毎日繰り返し、
その間、車2台の走行距離の合計は、
なんと30万キロを超えました!!!!!
もちろん営業も含まれますが。
この30万キロを、秒刻みで渡り歩いたりしました。
信号の長さや変わり方、時間帯により異なる車線の状況を考慮し、あらゆる近道を発掘し、スーパーの営業時間と組み合わせたり、なるべく効率のよい移動を心がけたものです。
しかし、多少時間の余裕が生まれたことと、ガソリンの値上げという事情もあるので、これからは、ゆっくり、安全運転をしようと決めました!
いま、1リッター14キロは走っていますが、これをどのくらい伸ばすことができるか楽しみです。
おうちばあのおかず、煮物1
お料理が得意なおうちばあの作るおかずは、ほんとうにおいしいのです。
出来上がりもそうですが、そのプロセスも、丁寧で、完璧です。
おうちばあは、15年前におじいちゃんが亡くなってから、1人で食事をしています。
家具屋姫とおうちばあは同居していますが、家の構造が少し複雑なこともあり、生活空間が重なっていたり隔離されていたり、二世帯住宅を想像してもらうとイメージしやすいと思いますが、とりあえずキッチンは別々で、おうちばあのキッチンはほとんどおうちばあだけが使っています。
なにより、日々忙しさのために不規則な時間での食事より、おうちばあは自分の好きなものを自分で作って、自分の決めた時間に食べる方が好きなのです。
でも、たいていおかずは1人分ではなく、煮物などは1人分だけ作る方が余計に難しいから、と言いながら、家族皆の分も作ってくれます。
そして、できあがったおかずは、いつも当然のように家具屋姫が使うキッチンのテーブルの上にそっと置いてあります。
今日は、煮物でした。
里芋・大根・にんじん・鶏肉・しょうが
お母さん、いつもありがとうございます。
バイク通学
お試し受験、終了!
事前の予想どおり、問題に寄せ付けてもらえなかったようです。
結果を待つまでもなさそうですが、受験勉強を始めて1ヶ月では当たり前でしょう。
もちろん、この時期になって、まだ受験勉強を始めて1ヶ月というのは当たり前ではないですが・・・
大事なセンター試験に臨むべく、気合を入れ直し、10月のカレンダーの裏に目標や決意などをなにやら書いていました。
ところで、試験前日の学校の帰り、校門を出てすぐの場所でバイクのタイヤがパンクするということがありました。
幸い怪我がなかったことは天に感謝です。
でも、試験前日のパンクって・・・
なんだか前途多難を思わせるような出来事ですが、思っただけで口には出しませんでした。
そして当日、試験を終え、電車で帰ってきた三女と、修理を頼んだ店にバイクを取りに行きました。
お礼を言って帰ろうとしたら、
三女 「あっ、パンクは何が原因でしたか?」
店のおじさん 「釘が刺さってたよ」
これは絶対に聞かなければいけないことです。
原因がわからないと今後対処できませんものね。
家具屋姫は、今回不注意にも自分で尋ね忘れていましたが、こういうことには常に気を配ってきましたし、娘たちにもその大切さは伝えてきたつもりです。
珍しくうっかりした家具屋姫の横から、三女が自分で当然のようにパンクの原因を尋ねる様子を見て、
「間違いなく母を見ていてくれたんだなぁ」とうれしくなりました。
そして、そんなことがきっかけで、「そういえばバイクの写真がない」ということに気がつき、
今朝の撮影となりました。
屋根の上の箒使いさいばあ
昨夜、さいばあのご近所のOさんから、電話で報告?忠告?をいただきました。
昼間に配り物でさいばあの家に行ったところ、さいばあが屋根に落ちた柿の葉の掃除をしていたとのこと。
それはそれは、さぞかし驚かれたと思います。
一人暮らしの80歳のおばあちゃんが、屋根の上で箒を使っていたのですから。
Oさんには、「まあっ、そんな危ない事を!」と言って、ご連絡いただいたお礼を伝えましたが、
実は、いつものことなのです・・・
ついこの前も、家具屋姫がいつものようにさいばあの家を訪ねると、
さいばあは、ザクロの木に登り、がしがしと実をもいでいました。サンダルで。
家具屋姫「お母さん!あぶないよ!」
さいばあ 「ザクロの木は強いから・・・」
家具屋姫は、やはりさいばあが落ちた時の光景が想像されてしまい、恐怖にかられました。
でも、「もうやめなよー」と言っても無駄なこともわかっているので、言葉がありませんでした。
そんなことがあったばかりだったので、Oさんの驚きは容易に推し測ることができました。
それでわざわざ報告して下さったのでしょう。
心配されるさいばあは幸せです。
この電話の件をさいばあに話すと、
さいばあ 「あれっ、じゃあ心配させちゃって悪かったねえ」
と、ケロリ。
さいばあにとっては、たとえ一人暮らしであろうとも、80歳になろうとも、
屋根の上での柿木の落ち葉掃除も、木の上でのざくろの収穫も、
今までずーっとやってきて、今も当たり前の掃除のひとつのようです。
たぶんこれからも、さいばあは屋根の上の箒使いであり続けるでしょう。