詳細は後日と書いていたIt's givingの使い方下矢印

 

以前何を書いたかこちらに再掲載します。

Evening Standardでも例文をさがしていて見つけたのがこちら。

Philips VoiceTracer DVT1600

There’s no way around it; Philips’ voice recording pen is giving Q from James Bond. 

 

 

Phillips社の録音機能付きのペンですが、is giving Q from James Bondというのが分からない。

pen is given by Q to James Bondとかなら想像つくのですが、今回はgivingだし・・・とChatGPTに聞いてみたら

 

ChatGPT:
"Philips’ voice recording pen is giving Q from James Bond"は、「Philipsの音声記録ペンがジェームズ・ボンドのQに似ている」という比喩的な表現です。ここでの「giving」は、与えるというよりは、「似ている」「競り合っている」といった意味合いがあります。言い換えると、「Philipsの音声記録ペンは、ジェームズ・ボンドのQのような特徴を持っている」と解釈できます。

 

giveにこんな使い方があるの!?

give 【他動】
13 〔人に印象や考えなどを〕思い浮かばせる、考え付かせる

13番目に紹介されていました!!

なるほど、from James Bondというのは、Jamesからもらったではなく、映画のJames Bondということだったのですね。

基本動詞には知らない使い方がまだまだありますね。

 

giveのこんな使い方は初めて知った~。

『今日も一つ知識が増えた指差し』と喜んでいました。

当初、この使い方に何の疑問も抱いていなかったのですが、イギリス人の若者イケイケアルさんに私の理解が正しいのか確認をしていたのですが、その返事にちょっとビックリ不安

 

*意訳しています。

”X is giving Y"という言い方は話し言葉で、モダンスラングです。特に、若い年代のゲイの人たちがよく使います。

 

えぇびっくりマークはてなマーク

これスラングだったのはてなマークはてなマーク

 

日本語のオンライン辞書にも書かれていないし、ChatGPTさんもそんなこと触れていないし、

読んだ瞬間ちょっと意味が分からず固まってしまいました。

そこでit's givingについてもう少しググってみました。

 

What does It's Giving mean?
The phrase It’s Giving is a slang term used to describe someone or something’s look or vibe with a positive ironic connotation. It is often used to describe a situation or experience that is particularly intense, dramatic, or over-the-top. 

(中略)

Where did It’s Giving come from?
It’s Giving is derived from African American Vernacular English and has several interpretations and meanings. Specifically, it originated from the underground Black and Latinx LGBTQ+ Ballroom scene of the 70s and 80s in New York City. 

Giving was used to describe someone or something’s appearance, aura, or vibe. Over time, the phrase “It’s Giving” became more popular and is now used in mainstream slang to describe a situation or experience that is particularly intense, dramatic, or over-the-top.

 

うわっやっぱりスラングだった!

これを知らずに、たとえばイギリスジェントルマン系の元同僚に使ってしまったら、きっと彼は目が飛び出すでしょうね泣き笑い

私がロンドンに住んでいた時に、EveningStandardの記事で分からない表現について彼に聞いた時に、「そんなものを読むのをやめなさい。The TimesかThe Guardianにしなさい」と言ってきた彼なので笑い泣き

言われてみれば、この記事もEvening Standardだった~びっくりマーク

 

一応念のため、同じくイギリス人の清楚系穏やかなリアーナさんにもこの使い方を聞いてみました。

*意訳しています。

”It's giving"はごく最近出てきたカジュアルなフレーズで、主に若い人たちに使われます。“It’s giving ____ vibes”とvibesを付けて、受けた印象や感情を表します。そこから短縮形のIt's giving.という表現も出てきました。個人的な感覚ですが、“It’s giving ____ vibes”は30代が使って、It's givingは20代が使う傾向にあるように思います。

 

個人的にはこのフレーズは使いませんが、先日友人が使っていたのを思い出しました。ソーシャルメディアではよく使われる表現です。多分、うちの親はこの表現を見ても意味が分からないと思いますチュー

 

やっぱり若者言葉だったんですねぇぇ不安

いやぁ、知らずに使わなくてよかった。

もし私がイケイケアゲアゲならこういうフレーズを使いこなせるかもしれないですが、

勘違いで話し相手にドン引きされたくない不安

 

リアーナさんにも、英語学習にEvening Standardはアリかナシか聞いてみたところ、彼女曰くEvening Standardはより日常会話に近く特に間違った英語ではないので、スラングやカジュアルな言い回しをTPOを考えて使えるのならば、問題ないのではないでしょうか?とのことでした。

それが一番難しそうです悲しい