海外に永住している方や日本に頻繁に帰れない駐在の方達に、
声を大きくしてススメしたいレストランが
The Clove Clubです。
 
The Clove Club
Shoreditch Town Hall
380 Old Street, London
EC1V 9LT
 
ミシュランは一つ★ですが、
World's 50 Best Restaurantsのロンドンのレストランの中では一番上位にある事から、
ロンドンで一番美味しいレストランとしても有名です。
 
Shoreditch Town Hallの中にあるので、外観はとても趣があります音譜
ここを見つけたのも、たまたまこの前を通った(駅からVintage Heavenへの道)時に、
素敵なレストランだなと思って名前を控えていたからなんです音譜

 

予約時に事前にお金を払わないといけない(チケットを購入する)ので、

確実に行ける時じゃないとダメですよね。

私達は入籍記念日に行きました。

 

 

店内はバーエリアと、オープンキッチンが見えるエリアに分かれています。

席数は少なく、遅い時間だと狭いテーブル席になる事も。
そこそこのお値段なのに、壁際の狭いテーブル席だったらちょっと残念かな。

 

私が思うに、店内がカジュアルだったり、お手洗いがパブレベルだったりする事から

ミシュランは一つ星止まりなのかな?と思いました。

だって、味は本当に美味しいのですからラブラブ

 

Tasting Menu £145 per personにしました。

周りはワインペアリングを頼んでいる人や、ボトルを入れている人多数でした。

 

スナックから始まる8-Course Menuと説明があったので、

どんなスナックが出るのかと思いきや、ハーブのスープが1皿目。

抹茶みたいですが、ハーブのスープですって。

ほんの少量ですが、お上品でした。

 

次に出てきたのが、ミシュランの★みたいな可愛らしいもの。

一口サイズです。

 

お皿が無駄に大きいのも、高級レストランにつきものですねゲラゲラ

 

これで既に2品だとお腹膨れないんじゃない?と主人と

「この流れだと、帰りに近くにあったピザ屋さんで持ち帰りでも買おうか?」と笑っていました。

だって、Anglerではプチサイズのものも1皿換算でしたから。

 

お次は蟹。 蟹クリームコロッケのクリーム部分を取り出して、

シェルに載せてグラタン風に焼いた感じかに座

日本人にはなんとも懐かしい感じがする味ですラブラブ

 

このレストランのシェフは日本にも何度も行った事があって、

彼のメニューには和の影響も受けているんですって。

おしぼりも出てきたのですが、それは彼が日本で影響を受けた事からだったんです。

 

蟹クリームの次は唐揚げ

Buttermilk chicken in pine salt 
お上品に一口サイズが一人一つだけなんですが、
この唐揚げの美味しさと言ったら!!
ハロッズのフードコナーにも唐揚げが売っているのですが、
不味くて食べられたものではないです。
お弁当のデリバリーをしている日本の業者のから揚げ弁当も美味しくなくて、
ロンドンにいるうちはから揚げを食べる事はないだろうと諦めていました。
(自分で作るという選択肢はナシゲラゲラ
ミシュランの★を取るようなシェフが、
ロンドンで一番美味しいレストランと言われている彼が、
日本で唐揚げを食べて美味しいと感じて、
自分のお店でも再現してくれたのかと思うと、なんとも嬉しい気持ちが。
 
本格的な唐揚げといっても、そこはミシュランシェフ、
衣は polenta, tapioca starch and rice flourを使っていて、彼のから揚げとなっていますラブラブ
 
もう、この時点でこのお店が大好きになっていました。
こんなに日本の食文化を理解していて再現出来ているシェフのファンですラブラブ
 
この時点で半分の4皿ですが、納得の美味しさでしたラブラブ
と思っていたら、後で分かったのですが、この4品でスナック1コース換算でしたあせる
どんだけ太っ腹なレストランなの!!
 
お次はサーモン。

 

低温調理しているのか、中はレア状態でとっても美味しいです。

そのサーモンの上に載っているのがなんとアーモンド!

いやいや、サーモンにアーモンドは合わないでしょ!

と否定から入ったのですが、こんなにもサーモンとアーモンドが合うとは!!

日本人には考えられない組み合わせですびっくり


このお店のシグニチャーらしいホタテとトリュフ

Seafood dishes are a highlight; don’t miss the deliciously juicy raw Orkney scallop, served with hazelnut, clementine and Périgord truffle.

 

ただ、私はこれ美味しいと感じませんでした。

ソースが濃すぎて、せっかくのホタテの味が全然感じない。

ホタテはワサビ醤油の方が合うんじゃない?と。

初めてガッカリな1皿。でもシグニチャーと言われているあたり、

西洋人にはこれが美味しいと感じるのかもしれないです。

 

ソムリエの方が親切に「差し出がましくなければ、次のお皿に合うと思うんです」と彼おススメの煎茶を頂きました音譜

 

泣きそうになったイワシの刺身。

まさかロンドンでイワシの刺身が出てくるとは!

 

下に敷いているのはポテトクリスピー。

いやいや、イワシの刺身はやっぱり白米でしょ。

なんでポテトなんか持ってくるかなぁーと思って食べたら、

もう泣くかと思いました。

 

理由1

イワシが新鮮でとっても美味しくって、その完成度に感激

 

理由2

しばらく刺身を食べていないから、嬉しくって感激

 

理由3

ポテトなんて!と思っていたのに、これが合う!

認めざるを得ない程合っていた

 

理由4

ちょっとホームシックになりました

 

唐揚げ、サーモン、イワシで、もう私の心はノックアウト!

長くロンドンに過ごしていて、日本食が恋しくなっている方、

このレストランは本当におススメですラブラブ

 

 

じゃあ、なぜ敢えておススメする範囲を制限しているかというと。

前半の日本から影響を受けている料理は美味しいのですが、

日本からの旅行客には、やっぱりロンドンならではのものを食べてほしい。

そして後半のフレンチは正直イマイチ・・・というか普通なんですよね。

正直後半要らないです。前半だけで値段を下げてほしいです。

 

コースの途中からパンが出てきます。

「ここからはフレンチのコースです」

バターも手作りで美味しかったです。

 

ここからはサラーッと写真で紹介。 (この温度差ゲラゲラ

 

 

 

この1皿はちょっとコメント。

 

チキンはいたって普通なのですが、サイドの根菜がとっても美味しかったんです。

ゴボウっぽい感じで、外は固めなのですが、中はホッコリ柔らか。

店員さんに「これは何ですか?」と訊いたら「普通のポテトよ」と言われてしまい・・・

でもどう考えても食感も見た目もポテトではないでしょ。と思っていたら、

デザートの時に「先ほどは大変失礼しました。シェフに確認したところ、

パセリルーツparsley rootでした。お昼にはポテトが添えられていたので夜もそうかと勘違いしていました」

とわざわざ教えてくれました。

「パセリ?Parsnipですか?salsify(西洋ゴボウ)ではないのですか?」

と訊いたら、食用に特別に栽培されているパセリの根っこなんですって!!

そんな食材があるなんて知りませんでした。

シェフは和だけではなく、新しい食材を色々と取り入れていてその想像性にさらに感服!

 

チキンの皮も付いてきます。

 

メインのラム。

 

 

最初のデザートと言っていた通り、この後デザートもたくさん出てきますびっくり

 

自家製のマドレーヌも美味しいラブラブ

 

 

 

最後にHappy Anniversaryのプレートも持ってきてくれました音譜

 

すっかりシェフのファンになって、ウェイターさんにシェフの名前を聞いたりしていたら

「今ちょうど彼が帰るところだから会っていく?」と言ってもらえ、

オープンキッチンの中にいれてもらって、シェフと対面。

私テンション上がって「本当に感激しました!唐揚げとかイワシの刺身とか泣きそうになりました」と握手しながら力説ゲラゲラ

一緒に写真も撮ってもらいましたラブラブ

シェフのIsaac McHaleさんは、想像以上におっきな方びっくり

美味しいものをたくさん食べているんだろうな、という感じです。

よく言いますよね。細いシェフはあてにならない!って。

もうお腹がはち切れそうな量だったのですが、もしかしたらIsaac流のお腹いっぱい満足して欲しいという量なのかも知れないですゲラゲラ

 

もうとにかく幸せな気分でレストランを後にしましたラブ

 

 

ちなみに、あの唐揚げレシピが公開されてました!

やっぱり太っ腹!

(Source: https://www.four-magazine.com/chefs/isaac-mchale/)

 

 

 

 

最近のIsaacさんはもう少し大きくなられていました照れ

ご自身でも美味しい料理をたくさん食べているのだと思います。