ドレスデンについて調べている時に、嬉しい驚きだったのが、
アルテ・マイスター絵画館(Gemäldegalerie Alte Meister)にフェルメールの絵画が2枚あるとの事。
 
フェルメールはアメリカの美術館でもよく見て回っていました。
本当は全部実際に観たいと思いながらも、世界各国に散らばっているフェルメール。
ドレスデンなんて自分の人生行くことがないと思っていた場所の一つでした。
 
縁って不思議ですよね。
 
アルテ・マイスターはフェルメールだけではなく、他にも色々と気になる絵画がありました。
絶対に観たいと思っていたのが
・ラファエロの『システィーナの聖母』
・フェルメール 『窓辺で手紙を読む女』& 『取り持ち女(遣り手婆)』
・ジョルジョーネ 『眠れるヴィーナス』
・ルーカス・クラーナハ『アダムとイヴ』
 
限られた時間で迷わず見られるか心配だったのですが杞憂に終わりました。
なぜなら、この絵画館、結構小ぶりですわお!!
 
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そしてとっても残念ながら、フェルメールの『窓辺で手紙を読む女』はこの時は展示されていないとの案内が・・・チーン
まぁ、ドレスデンはまた来るかもねーと主人と慰めあいましたチーン
 
入口近くに展示されていたルーカス・クラーナハの『アダムとイヴ』
なぜこの絵画が見たかったかというと・・・
 

大好きなドラマ、デスパレートな妻たちのオープニングに出ていた絵画を観たかったからラブラブ

あの『アダムとイヴ』はルーカス・クラーナハの作らしいキャッ

 
何度も見返す程好きだったので、実際の絵を前にして感動星に願いを
ドレスデンに来てよかったひひっ^^

 

 
さて、今このブログを書きながら、再度ルーカス・クラーナハの『アダムとイヴ』を調べてみる。
ルーカスは、生涯の中で多数の『アダムとイヴ』を描いていたらしい。
この絵、実はちょっとドラマのOPとは違っているんですよね。
そうか、他の『アダムとイヴ』だったかぁ。
でも、まぁいいか。と思いながら調べていると・・・
 
そもそもルーカス・クラーナハは、同じ名前の次男がいるらしい。
なのでよく、「ルーカス・クラナッハ(父)」と表記され、息子も「ルーカス・クラナッハ(子)」と表記される事が多いらしい。
 
で、この「ルーカス・クラナッハ(子)」をWikipediaで観てみると↓
主な作品
『アダムとエヴァ』(1537年以降) -アルテ・マイスター絵画館
 
わお!!ビックリ わお!!ビックリ わお!!ビックリ 
 
私が喜んでいたのは、そもそも「ルーカス・クラナッハ(父)」ではなく、息子かぁーーーーいチーン
作者自体も違っていたという笑
 
まぁ、これもいい旅の思い出です笑

 

同じフロアに飾られていた他の作者のアダムとイブ。

この体形、これがイブですよ。 今の細ければ細い程ヨシとされる風潮、
ぜひ、絵画になっているイブの体形が自然の女性の曲線美という時代になって欲しい笑

 

 

この絵画館の見どころのひとつ。

ジョルジョーネの『眠れるヴィーナス』

『イタリア、ルネサンス期の巨匠ジョルジョーネが描いた絵画。後世の絵画に多大な影響を与えた絵画で、、風景や空の表現は1510年の彼の死後にティツィアーノによって加筆され完成を見た。
この作品はジョルジョーネの最晩年の作品の一つで、背景に描かれている丘に溶け込むような輪郭を持つ裸の女性の肖像画であり、背景の細部と陰影の表現も非常に注意深く描写されている。ただ一人の裸の女性を主題に選んだことは絵画史上の大変革となり、この作品は何人もの権威を持つ学者によって近代美術の出発点であると考えられている。『眠れるヴィーナス』はジョルジョーネの存命中には完成せず、風景と空は、後に『ウルビーノのヴィーナス』を描いたことで知られるティツィアーノが完成させた』

Wikipedia

 

 

ケースに入れられていたティツィアーノ・ヴェチェッリオのThe Tribute Money

先ほどの『眠れるヴィーナス』を、ジョルジョーネの死後ティツィアーノが完成させたとあるあのティツィアーノのようです。

 

 

日本語のガイドを聞いていたのですが、もうすっかり内容を忘れてしまいました・・・チーン

 

 

The Tribute Moneyのすぐ近くには、お目当ての一つ、フェルメールの『取り持ち女』

 

 

バベルの塔

 

 

そして、この絵画館一番の人気はこの絵画。

ラファエロの『システィーナの聖母』

かなりの大きさです。
 
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近くから撮影するとガラスにこのように反射してしまうので少し離れた場所から撮影しました。

 

この2人天使↓は、一番有名な天使の絵と言われているとか。

よく傘とかにプリントされていますよね。 という私も、シドニーで1年ワーキングホリデーに行っていた時にオレンジ地にこの二人の天使がプリントされている傘を購入しました。残念ながらその傘は、置き忘れ失くしてしまいましたが、雨がふる度に見上げると天使が二人、ちょっと雨が待ち遠しかったです。

 

関係ないですが、個人的には、この天使?も気になりました。

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左端にちょこっと隠れている子供が可愛いのほほ~ん

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レンブラントの『ガニュメデスの誘拐』

『絶世の美少年との呼び声が高いガニュメデスが、神々の給仕にさせられるために鷲に誘拐されているシーンが描かれている。神話を題材にしながらも、恐怖に泣きわめくガニュメデスの表情や思わず放尿してしまっている様子など、滑稽な部分も見られるのが興味深い。』MUSEY

この絵、オーディオガイド解説は『子供向けガイド』しかなく私達は聞けませんでした。
どんな解説が子供に向けて語られているのかがちょっと興味があります。
ちなみに、この写真では分かりませんが、(そして実際見ていても気が付かなかったのですが)
解説に『思わず放尿してしまっている様子』とあって、えっと思ってみてみると、本当にしょんべん小僧していました(笑)
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レンブラントの『酒場のレンブラントとサスキア(放蕩息子)』

主題≪放蕩息子≫については、こちらのSalvastyle.comが分かりやすいです。

 

 

他にも沢山興味深い絵画はあったのですが、この辺りで・・・

 

ちなみに絵画館のお手洗いは、入場チケットをかざすと入れるようになっているので、

大切に保管しておきましょう。

 

お土産物売り場でも、あの天使の傘が売っていましたのほほ~ん

 

 

絵画館を出て、中庭のようなところへ。

お天気もよくて、とっても気持ちよかったです。