唯川恵「永遠の途中」を読んで | 都内アラサーOLのゆるゆる日記

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久しぶりに友人の結婚式へ出席するため、地元へ帰省したとき、席次表の名前が全員変わっていて、初めて東京に帰りたくなりました。独身が過ごしやすい街東京(知らんけど)。これからもお世話になります。

始めからサクサク読めて、1日で一気に読んでしまいました照れ

それくらい読みやすくて、スルスル内容が入ってくる看板持ち


27歳から60歳までの、同期入社の女性2人の対照的な人生を歩みつつも、お互いの生き方を妬んでしまう、揺れる女性の心をリアルに描いた小説。


唯川恵さんはヴァニティを初めて読んだときに、その面白さに衝撃を受けてから、面白そうなタイトルは片っ端から読んでますラブ


今回の永遠の途中は、30代になって、家族を持つ友達が増えたからこそ、

心に染みる、、、グサグサ入ってくる言葉が多かったです悲しい


特に仕事を持つ独身女性が、子供のいる主婦に対して、思うことや、虚栄心を張ったりする描写は、まさに今の私そのもので、自分も気をつけなきゃと思いました滝汗


結婚は良い人がいたらいつかはしたいおやすみ

でも今じゃなくていい

思いっきり仕事に集中できて、

好きなときに好きな場所へ旅行ができ、

自分のやりたいことを自分だけの判断で決められるのは、とても幸せなことだと思う真顔


友達の子供の可愛さに、いいなぁと思うこともあるけど、その代わり自分には楽しいことがいっぱいあって、独身の自由さを羨ましいと思うに違いないと、

マウントを取ってしまうチーン

そんな自分が生きづらいなと思います笑い泣き


最近失恋したこともあって、余計に自分が家族を持つ未来が見えず、感傷的になってるのかもうさぎ


だから乃梨子が仕事に精を出して認められたときは嬉しかったし、いつだって結婚をしていない乃梨子側を応援したくなる読み方をしてしまう。


最後の

「どうしてもっと、自分の生き方に自信を持って来なかったのだろう」

はすごく胸に刺さりました、、、笑い泣き


いつも人の目を気にして、周りの人を羨んで、

羨むばかりだとプライドが持たないから、

適度に自制心を保つために、くだらない自慢をして、

話したあとはさらに自己嫌悪に陥って、

一体自分はどうしたいのか、どうなりたいのか

自分でもわからないまま、もがき苦しんでいる中での

この言葉は、胸に刺さりながらすっと落ちていきましたぐすん


誰かを真似したり、合わせたりするんじゃなくて

もっと自分らしく、自信を持って生きていくにはどうしたらいいのか

どこの力を抜けばいいのか真顔

考えるきっかけになりました