10代〜20代前半の頃は、好きなタイプを聞かれたら迷わず、
「サイコパスな人」
と答えていた私、、、。
そうサイコパスが好きで、なんなら憧れていました
学生時代サイコパスの文献だけは、それが英語であろうと、自分から辞書を引いてしっかり読んでいた思い出があります
もし学生に戻れるなら、サイコパスの研究者になってもよかったかも、と淡い期待と後悔をしてしまうくらいです
だから本屋さんでサイコパス関連の書物を見つけたら、即購入してしまいます
名越康文さんの「サイコパスの話」は、読者をサイコパスではない前提で、そもそもサイコパスとはどういう人なのか、どうやってサイコパスから身を守るか、について書かれています
私の読んだ感想ですが、サイコパスは危険な人で、巻き込まれたら危ないから気をつけるように、と言ったメッセージが一貫して伝えられている気がします
でもやっぱりサイコパスって魅力的なんだなと、気づかせてくれる本でもありました。
メンタルが異常に強く、どんな状況下でも、冷静に合理的な判断をくだせる。し、
口が達者でコミュニケーション能力に長け、周りの人を魅了してしまう
目的のためには手段を選ばない
人やコミュニティを客観的に観察し、吸収する
自分にないものばかりを持っていて、自分にも少しだけサイコパス要素があればなと
サイコパスを好き好き言いながら、実際に本物のサイコパスの人に出会ったら、きっと私なんて鬱陶しくて一瞬で消されるか
骨の髄までしゃぶり尽くされて、捨てられるかなんだろうかとも思ってしまいます
この本をきっかけに、もっともっとサイコパスのことを知りたくなったし、サイコパスから学べることもたくさんあるなと感じました
本書ではサイコパスの特徴の一つに、自分を魅力的に見せるためだったらどんな嘘もつくとあり、
経歴詐称でテレビ業界を追われた、男性キャスターの話が上がっていました
正直私はその男性キャスターの番組が好きだったし、彼がいることで番組の雰囲気もグッとエリート向けになった気がしたのに、詐称を暴かれ、テレビから消えてしまったこと本当に残念に思います
嘘の経歴でも、それを嘘と思わせない佇まいと説得力があれば、キャスターとして今後も活躍すればいいのにと、勝手に思ってしまいます
そんな彼がもし本当にサイコパスであったら、私にとってさらに魅力的に見えてしまうでしょう