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食肉処理前の猫150匹を保護、大半がペットか 中国
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【AFP=時事】中国東部で、食肉処理場に運ばれる予定だった猫約150匹が警察に保護された。国際動物愛護団体が30日、発表した。
ヒューメイン・ソサエティー・インターナショナル(HSI)によると、山東(Shandong)省済南 (Jinan)市警察が、さびたケージに押し込められている多数の猫を発見した。
地元の動物愛護活動家は、犯罪組織がかごの中にスズメを入れておき、猫が中に入ると遠隔操作で扉を閉めるという手法で捕獲していたと話している。
HSIは、今回救出された猫の大半がペットとして飼われていたとみており、現地のシェルターに移送されたと説明した。
現場ではまた、生きたスズメ31羽も見つかり、自然に返された。スズメは中国では保護対象となっている。
中国には動物虐待防止法はないものの、事件への関与者は、スズメの捕獲のほか、窃盗や動物感染症防止法違反などで処罰される可能性がある。
HSIによると、中国では年間約1000万匹の犬と約400万匹の猫が消費されている。
犬猫の肉は中国の一部の地域で珍味と見なされ、ペット窃盗が組織的に行われるほど、その食肉取引は高い利益が見込めるものとなっている。ただしペットを飼う人が増えるにつれ、犬猫食は減少傾向にある。【翻訳編集】 AFPBB News
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