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劣悪な環境で多くの犬を飼育して虐待、動物愛護法違反事件初公判、元社長の男は起訴内容認める

 

配信

 

劣悪な環境で多くの犬を飼育し虐待したとされる動物愛護法違反事件の初公判で、ペット事業者の元社長の男が起訴内容を認めました。

 

 動物愛護法違反の罪に問われているのは松本市寿北のペット事業者の元社長・百瀬耕二被告61歳です。

 

 起訴状などによりますと、百瀬被告は、2021年9月、市内の2つの飼育施設で、452頭の犬を健康や安全を保つことが困難な場所に拘束し、衰弱させ虐待したとされています。

 

 地裁松本支部で開かれた初公判で、百瀬被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を全面的に認めました。

 

 検察側は、犬舎での劣悪な飼育状況を撮影した動画を法廷で公開したほか、「帝王切開を判断し指示していた」との百瀬被告の供述内容の一部を明らかにしました。

 

 裁判を傍聴した動物環境・福祉協会Evaの杉本彩理事長は「想像をはるかに超えるくらいのひどい状況の最悪の環境下で本当に多くの犬たちが飼育されていたという現状を動画で見て言葉を失いましたし、怒りと悲しみが湧いてきてそれを抑えるのが必死でした」と話していました。

 

 事件を巡っては、麻酔をせずに帝王切開をしていたなどとして、「動物環境・福祉協会Eva」が、刑事告発を行っていて、検察では4月中に、追起訴するかどうか判断する見通しです。

 

 

~転載以上~

 

 

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