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ペットたちを待つのは死だけか、武漢の留守ペットへの救護活動が中止

2/25(火) 18:00配信

 

 

【CNS】中国・武漢市(Wuhan)小動物保護協会の杜帆(Du Fan)会長が18日、武漢市が行う居住区の封鎖式管理により、同協会は留守ペットに対する救護活動を停止せざるをえなくなったと明かした。

【写真】餌と水はもうすぐ無くなる留守ネコ

 杜会長は、家の中にペットを残している飼い主は、なるべく同じ居住区内で助けを求めて欲しいと呼びかけている。政府の関連部門においても、留守ペットの救護に配慮し、ペットが家の中で息絶え、2次汚染を引き起こさないよう留意すべきと述べた。

 感染症の流行による「都市封鎖」などの影響を受け、武漢市内には大量の救護を待つペットが残されている。

 以前までは、武漢市小動物保護協会を含む多くの動物救護団体が各家庭を訪問し、留守ペットを救護するサービスを行っていた。その時点では、救援活動はまだやりくりができていたが、武漢市の「封鎖式管理」が厳しさを増す中で、このサービスは「基本的に実行不能」となったとしている。

 武漢市新型コロナウイルス肺炎予防抑制指揮部は10日に「第12号通告」を発令し、、即日より全市の全範囲にある居住区で「封鎖式管理」が始まった。

 これにより、留守ペットの救護員は、自分の居住区と救護が必要な家の居住区に自由に出入りすることができなくなった。

 杜会長によると、この新しい規定の影響を受け、武漢市小動物保護協会の出張救護サービスは15日から休止している。

 武漢市が「封鎖」されて以降、武漢市小動物保護協会は4200件の救護要請を受け、登録済みの顧客は1400人に上る。68人のボランティアと協会の救護員が17日間で1400回出張救護を行ったとのことだ。

 この他、武漢市小動物保護協会が作った「QQ」グループや微信(ウィーチャット、WeChat)グループを通して2800軒を訪問、留守ペットの救護を行っていた。同協会はこの間、約5000匹近くのネコ、犬、ブタ、ウサギなどの留守ペットに食べ物と水を与えたとしている。(c)CNS-新京報/JCM/AFPBB News

※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。