共同通信からです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190826-00000164-kyodonews-soci
カワウソの国際取引禁止へ 日本で需要、密輸も
8/26(月) 22:57配信
警視庁が摘発した密輸未遂事件でタイから運ばれたコツメカワウソ(東京税関提供)
【ジュネーブ共同】ジュネーブで開かれているワシントン条約締約国会議は26日の委員会で、絶滅の恐れがあるコツメカワウソの国際取引を原則禁止することを決めた。ペット需要が高まる日本向けの密輸が摘発されるなど規制強化が求められていた。これまでに取引禁止が決まったビロードカワウソと共に、会期末の28日までに全体会合で承認される見通し。
26日の委員会では賛成多数で採択された。日本は反対した。
日本ではコツメカワウソに触れることができるカフェや、ペットとみられる動画が関心を集め、違法取引の要因だとの批判がある。
~転載以上~
以下はAFP=時事より。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190826-00000020-jij_afp-int
ビロードカワウソの国際取引禁止へ、議案採択 ワシントン条約会議
8/26(月) 14:10配信
フランスの動物園で飼育されるカワウソ(2018年8月4日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】スイス・ジュネーブで開催されている「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES、ワシントン条約)」の締約国会議で25日、ビロードカワウソの取引を禁止する議案が採択された。28日までの本会議で正式決定される見通し。
【写真】お魚くわえた…カワウソ、シンガポールで都会暮らし満喫
会議は、ビロードカワウソを同条約の分類のうち最も厳しい「附属書I(Appendix I)」に掲載する提案を、賛成102、反対15、棄権11で採択した。これにより、ビロードカワウソは「国際取引禁止」の規制対象となる。
ビロードカワウソの野生個体数は過去30年間で急減しており、その減少率は30%以上とされる。今回の動きについて環境保護団体らは、種の保存のために不可欠だとしている。
個体数減少の一因となっているのは、日本でのカワウソ人気だ。日本では、ペットとしてカワウソを飼育する人が増えている他、カワウソの子どもが最高100万円前後で取引されることもある。
インスタグラム(Instagram)では、ペットのカワウソと一緒に撮影したセルフィー(自撮り写真)が人気を集めているが、多数のフォロワーを持つインスタグラマーのこうした行為によって、ビロードカワウソが絶滅の危機に追いやられしまっていると動物保護団体らは指摘する。
国際自然保護連合(IUCN)カワウソ担当委員会のニコル・デュプレ(Nicole Duplaix)共同委員長は最近のAFPの取材で、カワウソの違法取引が突然増えたことを明らかにし、その増え方も急激であることを指摘していた。【翻訳編集】 AFPBB News
~転載以上~
野生生物保全論研究会(JWCS)さんのツイッターに、会議の内容が随時アップされています。
本来水辺で生きる動物。生活習慣や鳴き声など、ペットとして飼うことには適していません。
規制されることになりよかったです。
闇取引などの監視も必要ですね。
それにしても…今回の会議で、様々な動物の保護・取引の規制についてことごとく反対している日本。
イルカやクジラについてもそうですが、動物の保護にあまりに消極的な姿勢に、心底情けなくなりました…。