朝日新聞のこちらの記事について、内容が問題視されています。詳しくはリンク先でお読みください。(有料記事)

 

(科学の扉)有害生物駆除に死角あり エサ場見逃し繁殖/別の生物増える場合も

https://www.asahi.com/articles/DA3S13815107.html?iref=pc_ss_date

 

 

 

以下、人と猫の共生を図る対策会議さんより。

https://www.facebook.com/hitotoneko/photos/a.280067292180615/1019447411575929/?type=3&theater

 

 

【12/17 本日付朝日新聞31面文化欄で、猫を害獣扱い】

(追記)
シェアおよび朝日新聞への抗議の電話03-3545-0131をお願いします。
更に、可能ならば、下記文章を参考にファックスで抗議文を送っていただけると、更に効果的です。Fax.03-5540-7618
メールはセキュリティーの問題で、受け付けてもらえません。

こんな記事が天下の朝日で大々的に扱われたら、野良猫の虐待が正当化されます。
絶対に許せません。
希少動物の保護のために、野猫・野良猫を殺処分せよという主張は確かに一部にあるのですが、私たちは効果的に野猫・野良猫の数を減らすためには、まず餌付け、その後TNRで一挙に捕獲という方法を提案し、その有効性は既に実証されているわけです。

逆に餌やり禁止は、かえって猫の数を増やすことにしかならないことも、私たちは経験で知っています。
猫は排除するのではなく、地域の猫として人間の管理の下に置く方が、効果的に数を減らすことができるのです。

野猫も同じで、餌付けして手術さえしてしまえば、あとは自然減を待つだけなのですから、行き当たりばったりに猫を捕獲・殺処分するよりはるかに効率的で、しかも現に生きている猫の命を奪わずに済みます。

このような愛護派からの反対意見を紙面に載せることなく、一方的に餌やり禁止、捕獲・殺処分を大々的に宣伝することは、報道の中立性という意味でも犯罪的であり、報道機関の自殺行為と言っても過言ではないと思います。

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記事には重大な誤りがある。誤報である。
記事は、虐待犯の犯罪を助長しかねない。
朝日新聞に厳重に抗議、回答を待っているところです。

朝日(小坪遊)は言う。
野生化した猫が人里で餌付けされると、どんどん子どもを産む。山や森でネコを捕まえても、餌付けをやめなければ増殖は止まらない。いつまでも山や森に入るネコが後を絶たず、希少動物も襲われ続ける。被害を減らすには、餌付けをやめることも必要だ。

とんでもない主張である。
小坪氏の論理は単純である。
①人里で餌付け猫の増殖
②猫を捕獲殺処分
③生き残った猫はライバルがいなくなって積極的に補食するため、希少動物の補食も悪化する。

①について、猫が増えるのは餌付けしたからではなく、不妊・去勢手術を施さなかったからである。小坪氏の論には、餌付け=増殖という短絡がある。
②猫の捕獲を殺処分と短絡している。猫の捕獲は、不妊・去勢手術のためになされるのでなければならない。ここでも、不妊・去勢手術の概念が全く存在しない。
第一、餌付けせずに捕獲できる猫の数などたかが知れており、本気で捕獲するのなら、餌付けと捕獲を一体のものと進め、一網打尽にして一気に不妊・去勢手術を実施、リリースするのでなければならない。

小坪氏の発想では、猫の繁殖力は旺盛で、捕獲数は繁殖力を上回ることができないし、多少数が減っても過剰補食のため希少動物は減り続けるということになるが、当たり前のことである。

大切なのは、不妊・去勢手術すなわちTNRである。野放図に猫にエサを与えるのではなく、餌付けして効率的に捕獲し手術、増えないようにしてリリースするのだから、小坪の①の論理、すなわち餌付け猫の増殖という論理は成り立たない。
小坪氏の論は、猫の問題についての無知をさらけ出しているに過ぎないのである。

このような偏見に満ちた記事に大紙面を割いた朝日新聞の見識を疑うとともに、ここに強く抗議、釈明を求める。