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「今後、ホワイトタイガーは飼育しません」…大牟田市動物園の掲示板に書かれた内容に共感の声

 

「今後、ホワイトタイガーは飼育しません」

大牟田市動物園の掲示板に書かれた内容が、Twitterに投稿されて反響を呼んでいます。


大牟田市動物園は、福岡・熊本両県の境の町・大牟田市のほぼ中央にある「延命公園」内にあります。市民に72年間もの長きにわたり、愛され続けている動物園です。

そして、こちらが今回話題となっているツイート。投稿されたのは、Twitterユーザーのハナダ@hanada_03さんです。

 

 





「人の都合で維持されているホワイトタイガー」というキャッチコピーが目に飛び込んできます。ホワイトタイガーは「白くてカッコイイ!」「珍しい」「きれい」等といった人間の好みによって交配させられ、維持されている動物だと書いてあります。

そして、同動物園にいる「ホワイティ」という名のホワイトタイガーがこの先いなくなったとしても、「今後ホワイトタイガーを飼育することはありません」としています。

この掲示板の内容に対して、多くの声が寄せられていました。
 

 

・これ、動物園が果たすべき役目を果たしてる気がします。「珍しー」「かわいー」だけじゃない、教育施設としての動物園の姿ですね。

・動物園の名前見て気づいたけど、小さい頃にめっちゃ行ってました。なつかしい…そんな粋なことやってたのか。

・これ、人間に例えたら気味の悪さがよく分かる。人間の怖さもひしひしと伝わってくる。教えていただき感謝です。

・地元なので初めてホワイトタイガー来た時は見に行きましたね。本当良い動物園なんですよ。


そして、大牟田市動物園からのリプライも。

 

 

大牟田市動物園は、このようなツイートもされています。

 

 

動物園の在り方についても考えさせられる内容だと思います。今回話題となっている掲示板が、ホワイトタイガーに関する正しい理解が広まっていく良い機会となればいいですね!

 

 

~転載以上~

 

 

ホワイトタイガーを目玉にしている動物園もありますし、来園者にも「かっこいい」と人気のようですが…こうした事実をしっかり伝える姿勢、飼育を取りやめる決断、素晴らしいですね。

 

人間の目を楽しませるために、動物園やショーの目玉にするために、人間の手で、障害や健康問題を抱えやすい種を作り出し、交配に「失敗」した個体は殺処分ということも…。

 

保護団体の関係者はこう話しています。

 

「一頭のパーフェクトなホワイトタイガーの子が生まれる可能性は、30頭に1頭の割合でしかありません。あとの29頭は…殺処分されているか、遺棄されているか…わかりません。

 

彼らは、種ではありません。絶滅が危惧されているわけでもありません。保護される必要もありません。彼らは、存在してはいけないのです」。

 

 

ホワイトタイガーの問題点については、過去記事もご参照ください。

 

ホワイトタイガー、雄にかまれ死ぬ とべ動物園 と ホワイトタイガーを繁殖すべきでない理由