英デイリーメールより要約、翻訳。

 

※記事中に閲覧注意の画像があります※

 

かなり長文の記事で、記事元に画像も多数あります。(閲覧注意)

 

‘I have no sympathy for the animals… I feel a deep satisfaction’: Barbarity of Russian fur farms where thousands are slaughtered to make $1m coats and blankets then left to rot in stinking corpse mountain
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3572756/Barbarity-Russian-mink-farms-thousands-slaughtered-make-1m-sable-coats-blankets-left-rot-stinking-corpse-mountain.html

 

 

 

 

ロンドン、パリ、ニューヨークなど世界の主要都市のファッション市場へ毛皮を供給する、ロシアの毛皮農場の残酷な実態が明らかになりました。

 

 

ロシアの毛皮農場周辺に放置された、およそ1,000匹分の腐敗したミンクの亡骸。

 

 

 

ファッショナブルなコートのために犠牲になる農場のミンクやキツネたちは、狭い檻に閉じ込められ、絶え間ない恐怖にさらされ、ストレスから何時間も檻の中で飛び続けます。すべての動物が絶望し、精神を病んでいきます。

 

足元は金属製の網でできていて、足を切るものも多く、檻の中は排泄物が堆積しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

殺す作業は、皮を剥ぎやすくするためスピーディーに行われ、まだ息のある動物が生きたまま剥がされることも…。

 

 

 

 

また、EUが使用を禁止している違法薬物が使用されており、動物たちは完全に意識があるまま、じわじわと苦しみながら窒息死させられます。この薬物は、ロシアでは飼い主のいない動物の殺処分にも使われています。

 

 

 

 

この非人道的な薬物の使用に関する動物愛護団体の訴えに対し、ロシアの農業省からは、「残酷性の概念は、毛皮農場にはあてはまらない」との回答が返ってくるだけでした。

 

毛皮業者の女性はこう言います。

 

「正直に言って、殺される動物たちに対する同情の念はない。質の良い製品を作り上げ、販売し、利益を得ることに深い満足感を感じている。

 

本物の毛皮は、フェイクファーとは比較にならない。ミンクのコートは一種のステータス・アイテム。コートを身にまとっている女性は10歳若く見え、道行く人の目を引く。そんな魅力的なコートを作ることに誇りを持っている」。

 

 

 

 

 

 

画像を撮影したロシアの動物保護団体によると、ロシアの毛皮に対する世論は急速に変化していて、セレブたちが次々と毛皮反対運動に加わり、「毛皮はファッショナブルではない」と公言するようになっているとのこと。団体の活動により、国内では赤ちゃんアザラシの狩猟が禁止されています。

 

一方で、毛皮協会の会長は、「西の国々の人にとって毛皮はファッションアイテムだが、北に住む私たちにとって、毛皮は必需品。凍える寒さから身を守るために、年に4ヶ月~8ヶ月間必要となる。ロシアの人々にとって、毛皮は高価なものではなく、生活する上でなくてはならないもの。『毛皮にされる動物のための闘い』が、この国で関心を持たれることはないし、今後もないだろう」。

 

数年前、セーブルの毛布は90万ドルという記録的な額で王室へ売却されました。また一昨年のフェンディのショーでは、コートに120万ドルの値がついたと言われています。