★朝日新聞より
http://www.asahi.com/articles/ASH9L52Q0H9LUHBI01H.html

食用犬103匹、韓国農場から引き取り 保護団体

ソウル=牧野愛博

2015年9月19日01時28分

国際的な動物保護団体「ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI)」が韓国中部の忠清南道の農場から食用犬103匹を引き取り、米国に送ることになった。HSIが17日、ソウルで発表した。

 HSIによれば、農場主が食用犬の養育をやめることを約束。土佐犬やチワワ、珍島犬などを引き取った。HSI関係者は、韓国環境省の調査として、韓国には食用犬農場が1万7059カ所あり、毎年、推定200万匹以上が養育されていると主張した。

韓国では酷暑に打ち勝つ料理として、蓼鶏湯(サムゲタン)や犬のスープの補身湯(ポシンタン)などが好まれる一方、欧米諸国などから「犬を食べるのは残酷」と批判を受けてきた。1988年のソウル五輪の頃から、韓国社会でも「見栄えが悪い」といった声が広がり、補身湯を店名に掲げる店舗の数が減った。

それでも、「四節湯(サチョルタン)=四季を通じて食べられる」「栄養湯(ヨンヤンタン)」「健康湯(コンガンタン)」など、店の名前を変えて生き残っている。ソウル市によれば、これらの名前の店舗は14年9月時点で329軒が営業を続けている。(ソウル=牧野愛博)


★フォーカスアジアより
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/429030/

「韓国の犬肉産業を終わらせたい」 西側愛護団体が飼育業者の転業を支援

2015年09月18日

英国人女性が率いる西側の動物愛護団体がこのほど、韓国で肉用犬100匹余りを飼育していたある農家に対して、これらの犬を解放する代わりに賠償金を支払い、転業を支援する内容の契約を交わした。同団体は解放され、保護した犬を米カリフォルニアに送る。中国サイト・観察者網が17日伝えた。

賠償金の額は明らかになっていないが、2000米ドル(約24万円)から6万米ドル(約720万円)との見方がある。同団体は賠償金を受け取る農家が再び肉用犬を売る仕事に従事することがないよう監視し、農家に対して同業者にこうした仕事をやめるよう促すことを約束させた。

韓国では犬肉を食べる伝統があるが、犬をペットとしてかわいがる人も増えて犬肉離れが進み、ソウルにかつてあった約1500店の犬肉料理店がこれまでに半減した。犬肉関連の業者の中にも「批判も受けるし本当はやめたいが、やめれば暮らしていけない」と考える人々がいるという。

同団体は犬肉関連業者の内部から業界離れを促すことで、最終的には韓国の犬肉産業を終わらせることを目標にしているという。


~転載以上~


★関連記事リンク サーチナより一部抜粋

韓国は犬食をやめよ!・・・動物愛護組織の提案に、食用犬業者が合意=英国メディア
http://news.searchina.net/id/1589061?page=1

記事は、動物愛護組織の関係者が「目標は韓国にあるすべての食用犬市場を閉鎖させること」と述べたことを伝える一方、韓国でも人びとの生活が変化すると同時に犬のペットが一般的となり、犬を食べることに賛同しない人が増えていると紹介。また、韓国では犬食文化が根強く残るとする一方で、犬肉を供するレストランが減少傾向にあると伝え、犬食を阻止しようとする動物愛護組織にとっては追い風が吹いていると報じた。

~抜粋以上~


以下、今回の救出活動について、世界中の様々な動物問題のほか、犬肉産業の撲滅を目指す活動にも力を入れる国際的な保護団体ヒューメインソサエティー・インターナショナル(HSI)の記事を翻訳してまとめました。

South Korean Dog Meat Farmer & Humane Society International Join Forces to End Dog Farming, Rescue Dogs, and Urge End to Dog Meat Trade

アップ元記事はこちらでご確認ください。

HSIと、今回協力してくれた、韓国で活躍するオーストラリア出身のコメディアン・サム・ハミントン氏による、韓国の食用犬農場から103頭の成犬と子犬を救い出す活動が順調に進行しています。

レスキューは、HSIの韓国における犬肉産業を終わらせ、また食用犬の現状について韓国国民の関心を高める活動のいっかんとして行われています。

今年HSIによって閉鎖された農場はこれで3軒目で、救出された103頭の犬たちは、彼らの新天地・アメリカへ向けて順次旅立っています。


HSIは今回、忠清南道の食用犬業者、キム氏との話し合いの結果、犬の繁殖を永久に停止する代わりに稲作農家として再出発することで合意しました。

韓国では、犬食に賛同しない市民が増えてきており、多くの食用犬繁殖業者が周囲や地域の目を気にして、農場をたたみ転業するかどうかを迫られています。

HSIのケリー・オミーラさんは、「初めて農場で犬たちを見た時は、ショックでした。明らかに怯えていて…でも、私たちが自分たちを傷つける存在ではないと気付いた途端、彼らはしっぽを振り、愛情表現をし始めたのです。

あんなにも愛情深い彼らが、食用になっていたかもしれないと考えるとぞっとします。彼らは今後、人間の最良のパートナーとなるでしょう。

彼らを救出し、その素晴らしいパーソナリティーを知ることで、私たちは残酷な犬肉産業を終わらせる決意を新たにしました。


毎年200万頭以上の犬が繁殖され食用として消費されている韓国。

中国をはじめとした他地域では、ほとんどの犬が路上などでさらわれているのに対し、韓国では通常小規模な農場で繁殖されています。HSIはキム氏のような業者と協力し、食用犬農場を閉鎖する代わりに人道的な方法で生計を立てるための支援を行っています。


約1年に渡って犬の繁殖をおこなっていたキム氏はこう話します。

「1人の犬好きとして、多くの犬が家庭に迎えられていってほしいと思う。将来的には、他の業者も私のように転職する機会を与えられればいい」。


HSIの副会長、キティー・ブロックさんは、「HSIではこれまでに186頭の犬をレスキューし里親に渡してきました。新しい家族と幸せそうに過ごす犬たちを見るにつけ、今もなお苦しむ子たちのことが思い出され頭から離れません。

救われた犬たちは、私たちの残酷な犬肉産業を終わらせるための活動の素晴らしい親善大使となってくれるでしょう。

また私たちは、韓国政府との対話の機会も待ち望んでいます。 2018年に韓国・ピョンチャンで冬季五輪が開催されるときには、韓国がもはや残酷な犬肉産業を容認しないという姿勢であることを願っています。


~記事まとめ以上~



BBC













今回の救出活動の動画


Dogs Fate Changed - Rescued from South Korea Meat Trade


HSIでは、署名を集めています。
Speak out against the cruel dog meat trade
(名前、姓、メールアドレスを入力し、国を選ぶ。ヒューメインソサエティーからのニュース配信を希望しなければボックスのチェックを外し、SUBMITをクリック)

犬肉産業撲滅のためのHSIへの寄付についてはこちら
Help us Fight the Dog Meat Trade


【署名まとめてあります】犬100万頭が殺される韓国の犬肉祭り#Stop BokNal