今朝起きたら、U-23アジアカップで日本代表が1-0でウズベキスタン代表に勝っていた。

 

昨夜(というより、今日の未明)キックオフされた決勝戦。前半は、日本は終始押され気味(?)で、シュートチャンスも活かせないまま、無得点で終えたように見えた。対戦相手のウズベキスタンはオリンピック出場を決めて、主要3選手が出ていないにもかかわらず・・・だ。これって、もしかして負けるのでは・・・と思いつつ、翌日(今日)のこともあるので、ハーフタイムでテレビを消しベッドに入った。

 

その結果が、冒頭の一文だ。
 

それも、アディショナルタイムでのゴール。ゴールを決めたのは、途中出場のMF#11山田楓喜くん(東京V)。その後、ウズベキスタンのPKという絶体絶命の危機を守護神、小久保くんが止める。まるでどこかの漫画のような劇的な展開での勝利だった。PKを止めた後の小久保君の涙が印象に残った。日本代表という重みは、若い彼らにとっては時として大きなプレッシャーとなるのだろう。

 

考えてみれば、もちろん漫画ほど劇的な経験はないかもしれないが、このピッチに立っている若者たちは、「彼ら」と同じように、子どもの時から頂点を目指してサッカーを続けてきたのだ。実際に、プロのサッカー選手の中にも、「キャプテン翼」を愛読していた人は多いと聞く(日本だけでなく)。きっと、サッカーに対する思いは同じなのだろう(多少誇張されている部分はあるかもしれないが)。でなければ、あんなにたくさんの国で愛されるはずはないと思う。

インタビューやJFAのHPにあるコメントには、若い彼らの素直な喜びの、そして、その先を見通した言葉が並ぶ・・・。その言葉に「彼ら」が重なる。

 

今回のU-23日本代表は23人。その23人でつかみ取った五輪代表だが、その全員がパリ五輪代表チームに入れるわけではない。五輪代表チームは18人。23人は、6月の合宿まで各チームに戻り、チームで戦う。次のステージに召集されるために。

 

漫画から二次創作、そして現実に・・・。

まだまだ「彼ら」、そして実際にピッチに立つ若い彼らを応援していきたいと思う。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【MF#11山田楓喜くんのコメント】

ベンチスタートでしたけど、結果を出すために準備してきました。(決勝点は)よくボールを見ながら、相手DFが足を出してきたのがわかったので、その股を狙って思い切ってシュートを打ったら入ったという感じですね。自信はもう常に持っていますし、やってきたことは嘘をつかないので、どんどん努力し続けていきながら、もっと自信を付けて、まだまだ結果も出していけるように、またイチから頑張りたいと思っています。優勝はうれしいですし、このチームはもっと強くなっていけると思っています。

出典:JFA.JP【Match Report】U-23日本代表、苦闘乗り越え頂点に。アジア王者としてパリへ乗り込む,2024年05月04日