この春、「キャプテン翼」の連載が終了することがニュースになった。
学生時代、一時期はまっていて、コミックスも持っていた。連載開始は1981年。だから、本当に最初の部分(小学生編)だけっだけれど。昨年秋から、テレビで放映が始まった「キャプテン翼」は、その先の「Jr.ユース編」。最新の雑誌では、U-23ででオリンピックをやっているという。昔、好きだったキャラクターが気になり、思わずコミックスを大人買いしてしまった(笑)。
ただ、好きなキャラクターは、「主人公」ではないため、要所要所にしか登場しない・・・。ふと、その時間の隙間にあったであろう出来事を想像してみる。
 
そんな時、「二次創作」の世界に出会った。二次創作とは、「既存の作品をもとにして新たな作品を創作すること」。特に漫画やアニメの登場人物や世界観を流用して独自の作品を創作することをいうらしい。昔なら、同人誌等でしか会うことができなかっただろうけど、今はネット社会。好きなキャラクターの名前を入れて検索していているうちに偶然見つけた。
漫画のストーリーの隙間を埋める物語。複数の作者の複数の物語が重なりながら、「彼」の思い、人生が綴られていく・・・。綴られた物語から、「彼」への思いが伝わってきて、思わず笑みがこぼれる。何度も読み返す。
 
出会ったときには、小学生だった「彼」は、いつの間にか大人になった。
そして、「彼」よりも、すっと早い現実の時間の流れの中で、いつのまにか「おばーちゃん(?)」になったmomoko-mamaだけど、やはり「彼」が好きだな・・・♡、と改めて思う。 
折しも、実際にオリンピック予選(アジアカップ)が行われている。オリンピック出場を決めた彼らは、今晩、アジアカップの決勝に臨む。もちろん、そこに「彼(ら)」はいないけれど、広い緑のフィールドを走る若い選手たちを見ながら、「彼」を思う。二次創作の世界は、これからもmomoko-mamaのなかでも続いていくのだろう。

 

それにしても、「彼(ら)」の時間の進み方が遅すぎる・・・。43年かけて、やっと10年の年月が描かれているのだから。