沖縄に来てから、

初めての大きめの台風―

 

 

 

 

海は荒れ、

雨風が窓を打ち付け、

電線はたわむ…

 

 

 

 

大家さんからは

ベランダのテーブルと椅子を

室内に入れるよう指示があり…

 

(飛んで行って、

窓が割れる可能性があるから)

 

 

 

 

停電の可能性もあるから、

準備しておくように言われた。

 

 

 

 

 

それで、思ったことがあって。

 

 

 

 

 

沖縄に住み始めて、

 

「なんかネパールみたい…」

 

と感じることが多々あった。

 

 

 

 

日本とネパールの中間

くらいの感覚があって、

 

「国内なのに海外みたいなところが

沖縄が人気の理由の1つなのかなぁ~」

 

と、思った。

 

 

 

 

(元々、別の国だったから

よくよく考えれば、

当たり前なのかもしれない)

 

 

 

 

今回、台風を経験して、

またネパールと沖縄の

共通項に気が付いた。

 

 

 

 

それが、

 

日常における不確定要素

 

だと思って。

 

 

 

 

今回の台風で、

昨日は家から一歩も出なかった。

 

 

 

 

この感じが、

まったくネパールと一緒で!!

 

 

 

 

ネパールには

ストライキ(バンダ)があって。

 

 

 

 

バンダの深刻度によって

動きは変わってくるけれど、

基本的に外国人である私たちは

家から出ないようにしていた。

 

 

 

 

・その日の予定はキャンセル

・家に引きこもる

 

ということに、自然となる。

 

 

 

 

それに数年前までは

1日10時間以上停電していたし、

 

2015年はインドとの国境封鎖で

ガスも手に入らなくなり真冬に、

ロウソクを灯した真っ暗な部屋で、

冷たいご飯を震えながら食べる…

 

ということも経験した。

 

 

 

 

ネパールのバンダや国境封鎖は

人災とも言えなくもないけれど、

台風は自然現象。

 

 

 

 

でもどちらも、

 

「自分ではどうにもならないこと」

 

ではある。

 

 

 

 

そういうことが

日常と隣り合わせにあるって、

日本の首都圏で暮らしていたときは

忘れていた感覚だと気づいて。

 

 

 

 

私はこれまで長い時間を、

長野と東京近辺で過ごしてきたから

この「自分にはどうにもならないこと」

がある感覚が薄くて。

 

 

 

 

中越地震も東日本大震災もあったけど、

一過性のものとして

通り過ぎていってしまった。

 

 

 

 

東京で会社員をしていたとき、

大雪の日に出社したり…

 

災害があったときは

できる人から可能な限り早く、

会社に向かうという約束があったり…

 

なんか変だな、と思いながらも

「そういうものなのかな」と受け入れていた。

 

 

 

 

ネパールと沖縄で過ごしてみて、

やっぱりあれは

変だったんだと今は思う。

 

 

 

 

「どうにもならないこと」は

いっぱいあるし、

 

それを理由に

何かがチャラになることも

自然なこと。

 

 

 

 

そんな状況で

日々のルーティーンを

こなそうとするのは、

無理がある。。

 

 

 

 

私がネパール人や

沖縄の人に感じる心地良さは、

この

 

「どうにもならないこと、

しょうがないことって

あるよね~

 

っていう、

降参する姿勢なのかも。

 

 

 

 

自分にどうにもならないことに、

降参する。

 

 

 

 

ほかの生き物や植物にも

ある感覚だよね。

 

 

 

 

 

…と、ここまで考えていたら

『天空の城ラピュタ』で、

シータが言っていた言葉が

フワッと思い出された。

 

私が1番好きな、ジブリの作品。

 

 

 

 

 

 

今は、ラピュタがなぜ滅びたのか

あたしよく分かる。

 

 

 

ゴンドアの谷の歌にあるもの。

 

“土に根をおろし、

風とともに生きよう。

 

種とともに冬を越え、

鳥とともに春を歌おう”。

 

 

 

どんなに恐ろしい武器を持っても、

たくさんの可哀想なロボットを操っても、

土から離れては生きられないのよ

 

 

 

 

 

 

…子どものとき、この一言が

すごく印象的だったのを覚えてる。

 

 

 

 

これまで人は、

そういう不確定要素を

できる限り排除したくて、

 

安心安定の生活をしたくて、

 

都市を作り上げたのかもしれない。

 

 

 

 

その恩恵を受けて、

まさに私は不確定要素が

ほとんどないところで、

長く生活することができた。

 

 

 

 

でもそれが…

 

 

 

 

人間を生物本来の姿から、

遠ざけてしまったのかもしれない。

 

 

 

 

感性、感覚、

ヒトとして備わっている野性、

みたいなものね。

 

 

 

 

現に少し前までの私は

自分がどう感じているか、

何を思っているのかすら

分からないくらい、

鈍ってしまっていた。

 

 

 

 

「正解」を言わなきゃいけなくて

自分の考えがその正解と

合致しているか分からないから、

口に出せない…

自分の意見が言えない…

 

 

 

 

っていう、

今思い出しても恐ろしい

状態だった叫び叫び叫び

 

 

 

 

 

…長い年月をかけて

作り上げてきた都市。

都市での快適な生活。

 

 

 

 

 

 

 

 

もしかしたら人はこれから…

 

 

 

 

都市の生活から、

また年月をかけて

シフトしていくのかもしれない。

 

 

 

 

原始の時代に戻る、

ということじゃなくて…

 

 

 

 

都市の良さと、

自然と共存する生き方の

融合のような感じ―

 

 

 

 

人にも地球にも心地良い、

新しい生活へと…キラキラキラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

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内容の詳細は、こちらの記事に龍

 

「あなたのその人間関係の悩み、

私が先に体験しておいたよ!」

https://ameblo.jp/momoko-kawakita/entry-12517124419.html