ファンカルチャーの闇 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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このところ梅雨寒でうっかりすると風邪を引きそうな陽気でしたが、今朝は久しぶりに爽やかな青空が広がっています。

 

昨夜なんて気温13度でしたからね、初夏とは程遠く、それどころかこのまま冬に突入するんじゃないかってくらいでした。冬物引っ張り出してきて着てましたよ。

 

暑いのは苦手ですが、やっぱり夏は夏らしいほうがいいですね。やっと洗濯物も外に干せます。

 

雨降り続きの間、せめて視覚的な爽やかさを求めてピグのお庭もジューンブライドに模様替えしたらさっそくカッコいい花婿さんが遊びに来てくれました。

 

 

 

 

仮想空間の中だけどやっぱりこういうのって気分上がります。結局SNSって使い方次第ですね。心を埋めもすれば、引き裂きもする。

互いに常識人としてのマナーを守ってさえいればこんなに楽しいものはないのに。

 

先日、ジョニー・ウィアーがメドベージェア選手に宛てられたヘイトレターを開示したことを、日本のマスコミが揃って取り上げてましたね。

正直に言えばこんなにクローズアップされるのは意外でした。世にバッシングは溢れかえるほどで、特に珍しいというわけではないし、おそらく有名人ならこうした嫌な経験はほぼ全員がなさってるのではないか?と考えられるからです。

もちろんそれがあまりにエスカレートしたので警告を発したんでしょうけどね。

 

でもそれだけフィギュアスケートというジャンルはまだまだ人気があり、そしてファンが思う以上に注目されてて話題性があるってことなんでしょう。だとしたらやっぱり一般人だとしても発信には細心の注意が必要だってことになります。

ヘイトレターを送った人だってこんな風に日本どころか世界中に広がることを全く想定してなかったでしょう。反省してくださればいいなあ。

 

先のコメントにも書きましたけどあの手紙の主語が「私」であったら、どんなに悪質な内容であってもあくまでもその人個人の感想だけに留まったはずです。それが主語を「日本人」にしてしまったことで、国家レベルの話題になってしまいました。

 

冷静に考えるとそんなバカなことあるか?一人のお馬鹿なファンが大げさに書いただけで問題にもならない!

 

はずなんですけど、これがさにあらず。

 

世界チャンピオンというのはもちろんどの国にとっても名誉であり宝物です。ましてロシアは国家を挙げてスポーツ選手の育成に取り組んでいます。トップアスリートは国家のいわば顔なんです。その顔に安易に泥を塗ったことの重大さを少しくらいは認識してほしいし、二度と繰り返えさないでほしい。

 

流していいことと流せないことはあります。くどいようですけど。

 

この件でメドベージェアやジョニーを批判している人たち、ましてや全く関係ないスケーターの名を挙げて叩いてる人たちにこそもう少し深く考えてほしいと願います。世界中の誰もがその書き込みを見られるのですからね。ツールが手紙であろうとSNSだろうと同じこと、安易な批判を重ね、更なるヘイトに利用することでこれ以上日本人の名誉を傷つけることは許されません。例え誰が犯人だとしても。


 

もっとも私のTLでは今回のことはほとんど話題にもなりませんでした。せいぜい私がジョニーのをリツイしたくらいです。皆さん忙しくってそれどころじゃありませんね。それこそ皆さんのほうがよほどわきまえていらっしゃるし、釈迦に説法ってもんでした。


 

今は政治に目を凝らさなければいけないことが山積みですから。国家に批判の目を向け、問題を提起するほうがよほど大事だとお考えのようです。私も少しは勉強しなくてはと目は通しているのですが、その中で我々スケートファンにも関係する興味深い記事を見つけました。

 

ファンカルチャーは批評のあり方をどう変えたか?

https://i-d.vice.com/jp/article/9kxbx8/how-stan-culture-has-changed-the-critics-role?utm_campaign=sharebutton

 

 これを読んでわかるのはまずどこの国のどのジャンルの誰のファンであろうと集団化し、過激化したらすべからく質が悪いということです。

だから娘が言う通りファンくくりでこういう問題を語る時点で間違ってるんですね。


むしろ誰であろうと熱狂的ファンというものは多分に心が狭量でライバルには敵対的であるとの定義が適してると考えざるを得ません。


それを愛と言うのは如何なもんでしょう。こうした他者を害する行為は自分の推しだけを崇めてほしいというかなり利己的な動機に基づいてます。

 

つまり巡りめぐれば推しにとっても迷惑な存在です。が、ここにはそれを利用するアーティストのこともやや批判的に取り上げられています。


自分に対する批判をファンの暴力で抑え込むなんて卑劣な人間はごく少数だと願いたいですが、そればかりはアーティスト本人にしか分からないことです。


いずれにせよ炎上の責任は罪がなくともアーティストが最終的に被る事になる気がします。


それより私が注目したのはそれらの過激なファンの脅しに屈し、批評家がアーティストに迎合するようになる危険性ですね。確かに誉めなければ仕事を失うのであれば背に腹は代えられません。

 

しかしその評に信憑性がなくなったとしたらそもそも批評家、スケートで言えばジャッジなんて必要ですかね?


何よりアーティスト本人がお金のために誉められているのか?真実良いのか?判断出来ないじゃないですか❗️


疑心暗鬼にならないのだとしたらよほどお気楽ですね。


昔から批評家に賄賂を渡して良く書いてもらうということは行われただろうし宣伝の一貫です。でもその主権は書き手にありました。今はファンが主権を握り世論すら操作しようとする。


これはカルチャーと呼べるんだろうか?理不尽で無理解な評ももちろんあるでしょう。所詮一人の人間の感性ですもの。


ですが苦言もまた自分を照らす鏡だと受け入れられないようでは、そのアーティストの未知なる才能は決して目覚めることなく終わるかもしれません。勿体ないことだと思います。


もちろん脅迫は犯罪だしモラル以前の問題。それこそ多くの人が公明で広い見地に立って暴走するファンを諌めるべきだと思います。


少しはよい方向に変わることを願ってます。


今日はデニス テンさんの誕生日だそうですね。彼もそれを願っている一人でした。改めてご冥福を祈ります。

 

 

 

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