ぼくらはマンガで強くなった「引退」 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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今日はちゃんとネタバレ見ないで過ごせました。

 

Twitterも眼を細め超-とっぱやでスクロールして読まないようにがんばりました。

それでもちらっと目に入ったことは入ったのですが、大丈夫!肝心なことは何もわかっておりません。

 

でもバルデ君が体調不良で初日公演をお休みされたとか、ジュニアの子がケガで出演できなくなったことを知りました。

 

どちらも心配ですし、せっかくのショーなのに残念ですが、バルデ君はまだ最終日までに復帰の可能性はあるってことですよね?なんとか回復される事を願います。

 

先ほど舞ちゃんが記念写真をUPしてくださいました。おお相変わらずゴージャスな雰囲気の白いコートなんですね。今年もホワイトクリスマスのイメージの厳かで少し大人びたアイスショーなんでしょうね。

 

 

 

心はとっくに新横ですが、まだ一日仕事をしなくてはなりません。目の前に人参ぶら下げて走ってる、そんな私にとって今夜のぼくマンは格好のドリンク剤です。

 

回を重ねるごとに大ちゃんが目当てというよりも番組そのものの内容に引き付けられてまして、毎回心に何か温かいものをいただいている「ぼくらはマンガで強くなった」ですが、特に今回は注目してました。

 

というのも我が家は「はじめの一歩」ファンだからです。

 

今回は作者の森川ジョージさん自身が登場されるとあったので、主人を誘って二人で観ました。

 

「はじめの一歩」はロングセラーを誇るボクシング漫画ですけど、最近どうも主人公の一歩くんにパンチドランカーの症状が起きているようで、だんだん暗くシリアスな展開になりつつあり、もうまもなく連載も終了してしまうのか?と心配してるんですよ。

 

一歩くんは大変な親孝行息子でキャラクター的にもっとも幸せになってほしい朴訥でまじめで優しい努力家タイプのボクサーなんです。

それが先の試合では大敗、まさかこのまま脳に障害を負って引退することになってしまうのか?という最近の流れに主人も大変憤っておりまして、「もしも一歩くんを不幸にしやがったらたたじゃおかない!」って森川先生に対してメラメラしてるってわけなんです。

 

まあ結局森川先生も今後どうなるかは語られておりませんでしたがね、選手なら誰もが揺らぎ迷う、引退についてちゃんと描ききれたらいいと思ってるそうで、ああやっぱり・・・と寂しい気持ちになりましたよ。

 

たとえ2次元とはいえ、こう長く連載を続けていればキャラクターは作者の手を離れて勝手に動き出してしまうのかもしれません。

 

ファンだってそもそも好きだからこそその漫画を読んでるわけで、キャラクターには格別な愛着が湧くってものです。

架空の人物ですらそうなんですから、ましてリアルな選手を応援してて、心配が募れば尋常じゃなくなるのは気持ちとしてわかります。

 

50歳まで現役を続けた野球界のレジェンド山本昌さんだって50になってもまだやり残したことがあると語ったくらいですから、どんなに長く続けてもこれで完全、満足ってわけにはいかないのがアスリートの宿命なんですけど、ファンもまた欲に限りがないのかもしれません。

 

大ちゃんの愛読書は「ワンピース」。ルフィについて

 

「あの諦めの悪さはなかなか持てないですよね、あの粘り強さに憧れます。」

 

とおっしゃってました。

 

山本昌さんは35を過ぎたあたりから調子が悪くなると引退がちらつき、毎年あと100日で終わるんだからと考えながらずっと続けてきたそうで、そういう一年一年をずっと積み重ねて50歳まで現役続行されたのです。まさに粘り強い人でした。

 

大ちゃんは「もう悔いばっかです。」「今はもう現役には戻らないけど、勝たなくていいのではあれば試合には出たい」「試合に出たら勝ちたいと思うだろうし、勝てないと思った時点で引退だったんだな」

「自分が勝てると思えなくなった。頑張りたいと思ってはいても体が言うこと聞かなかったり重かったりだるかったり、そんな状態が2年くらいあってそれもあってダメだったんだなという印象だった」

と振り返ってました。

 

その言葉に「ほうー」と主人がなぜか反応しておりまして、結構男性として共感していたように感じます。

まあ口を開けば感想は

「大ちゃん白い!!」って顔色の事ばかり気にしてましたけどね。

「インドアスポーツなんだから当たり前だけどさ!大ちゃん白い!!」

 

ってww

たしかにこの番組では妙に白いですね。きっと11月くらいの収録だから大ちゃん冬毛なんですよね。

 

内藤大助さんのお話も大変面白かったです。彼もまた粘る人でなんども引退と復帰を繰り返しながら、強くなっていった遅咲きのボクサーです。内藤さんの愛読書であるはじめの一歩の作者森川ジョージさんが実はボクシングジムを経営していて、内藤さんを随分前から知ってたというのも驚きでした。

 

内藤さんも引退については「一番大事なのはモチベーションなんですよ」と強調してました。

 

大ちゃんは引退後について、「引退はとっても大きな出来事で、小さい時からずっとやってきて、ずいぶん時間を費やしているし、ほかの世界を何も知らなかったので、とても大きな決断でしたが、長い目で見ると次の人生のほうが長いと思う」と語ります。

 

ちょっと変な印象になっちゃうかな?なんて自信なさそうに笑ってましたし、まあ大概のアスリートの現役時代なんて短いから大ちゃんは当たり前のことを話してるだけに思われます。

 

でも今その時を過ごしている選手たちにとっては当たり前じゃなくって、「辞めたくない!」という気持ちと「もう限界だ」という悲鳴の間を永遠に往復してるような感覚なんですから、なかなかその先が見えない。おそらく次の人生は想像もつかないくらい今に集中してるんです。だから引退ってなかなか決断できないものなんでしょうね。競技に愛着があればなおのこと。

 

我が家は自転車のロードレースを描いた漫画「弱虫ペダル」も好きなんですが、ライバルに御堂筋君という小憎らしいキャラクターがいましてね、これがまたいい味出してるんです。


彼は勝利にとことんこだわり、そのためにはどんな非情な作戦でも練り上げ、仲間意識や友情は邪魔とし、見栄も規則も何もかも捨てて捨てて、ただ勝利欲の結晶と化してゴールを目指すんです。

 

そういう御堂筋くんの勝利への執念を先輩石垣はちゃんと理解して受け止め、自分を捨てて先を急ぐ御堂筋君に話しかけるんですよ。

 

「お前は純粋すぎる。純粋すぎる想いは時に自分を削る」

「だがお前には未来がある、結果は必ずいつか報われる」

 

もっともその言葉を素直に受け止めるような御堂筋君ではないので「キモ!」と一蹴するのですけどね。

 

結局御堂筋君はゴール間近で体力に限界を迎え、完全に燃え尽きて落車するのですけど、その時に石垣先輩のその言葉が蘇るのです。「未来がある」という言葉に敗北の中にも希望を見出してるんですよ。

彼が捨てたはずの仲間に救われてることにまだ気が付いてはいないんですけど。


御堂筋くんほどエキセントリックじゃなくともトップアスリートって大なり小なり勝利に対する貪欲さ、競技オンリーに自分を特化していける純粋性の持主なのかもしれません。

 

人格的に優れてる人が優秀なアスリートになるとは必ずしも限らないけど、その生きざまは様々なことを私たちに教えてくれます。

それが2次元であろうと現実であろうと、彼らからいただく感動を自分のエネルギーに変えていければ、この年になっても未来はまだまだ開けていくような気がしてしまうのです。

 

 

 

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