2007-2008 GPFその3 ヒップホップスワン | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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わーーい朗報です

懐かしい2005年の全日本をCSで再放映してくれますよーー!!

ま、ちょっと残念だったこともあるけどね。

この時の大ちゃんキスクラの麗しさはピカイチです!チョーー美形さん!必見ですよ皆様!!
笑顔キラキラの大ちゃんをブルーレイで保管できるのよーー

(フジテレビONE)
12/19(木)2005全日本フギュアスケート選手権
男子SP 8:30-
男子FS10:30-
      2009全日本フギュアスケート選手権
男子SP 3:30-
男子FS 5:15-


今年の全日本前でそわそわしちゃう頃ですが忘れないようにしなくっちゃ!!(≧∇≦)


これからは一段とフィギュアの番組が増えるでしょうし、今後は毎日テレビ欄チェックしなきゃいけませんねえ。大変だわ。



さて今夜もGPF振り返り、参りたいと思います。

日米対抗戦が行われた翌日、両国選手によるエキシビションが開かれました。

その際に初披露されたのがご存知

swan lake hip hop ver

放映より前にネットで情報を追っていた私の目に入ってきたのは現地でご覧になった方々の興奮のコメントでした。

すごかった!とにかくすごかった。

ステップ恐ろしい、驚愕!!

鳥肌たった!オーマイガッ!


空前絶後の絶賛の嵐でした。


そしてその夜の放映から眠れなくなるほどリピートする毎日がやってきたというわけです。

もっとも現地で見た方々が曰く、この映像では大ちゃんのあの凄まじいリズム感や重厚感のある踊りっぷりは全く伝わってない!残念だ・・・(´・_・`)ということでしたが、それでも私にはあまりに衝撃的で笑っちゃうくらいのすごさでした。


今までに見たことのない大ちゃんの新しい世界がまた開かれたのです。


このプログラムで演じられるのは成熟した女性の魅力で王子を誘惑した魔王の娘オディールです。


あくまでもバレエのプロットに沿った優雅さと品位を保ちながら

男女を虜にするような妖艶さがあり、なおかつ

チェケラッ!でコォオオおお!!である!

というとんでもない黒鳥を大ちゃんは見事に演じきっていました。


ま、お披露目のときはスピンはチョー適当だったし、ステップ前にお約束でコケてましたけど(๑≧౪≦)
そんなことはどうでもいいくらい素敵にカッコよすぎる、ぶっ飛びプログラムでした。



モロゾフはその年の4月に大ちゃんを連れてダンスレッスンに通い始めました。
ヒップホップをフィギュアスケートでやるという案に大ちゃんは最初難色を示したのですが
「行くぞ」と押し切られたそうですw

このプログラムの制作には曲編集にあたった「ジョー・ガズラ」やヒップホップのインストラクターなど専門家が多く関わっていたのは確かですが、それをスケートのステップに応用するのは相当大変だったでしょうし、それはやはりニコライ・モロゾフの功績だなって思います。


モロゾフは著書でそのために2007年の世界選手権直後から大ちゃんがアメリカにいない間もずっとヒップホップのレッスンを受けていたと書いています。
このエピからも普通の振り付け師やコーチにもないくらいの情熱を持って大ちゃんを見ていてくれたことはわかります。

 

大ちゃんが言うには一度、間違ってモロゾフが「ポールダンス」のレッスンを予約してしまい、せっかくだからと受けたそうですが、
当たり前ながら受講生はほとんどが女性のレッスンで男性はといえば大ちゃんとモロゾフの二人の他には一人だけ。

とても恥ずかしかったけど面白かったそうです。

ポールダンスってかなりエロい感じ?wwwwwボールルームダンスと間違えたのかしら?


この映像もぜひ残してもらいたかったですね。大ちゃんはもちろんモロゾフがやってるところをぜひ見たいようなみたくないような・・・wwww

 


レッスンを受けてもなかなか黒人のようなシャープで攻撃的な動きはできず、柔らかく踊る大ちゃんを見て「これは白鳥だ。見ている人がヒップホップを踊る白鳥だと思えばいいんだ」とひらめいたのがこのプログラムの誕生のきっかけでした。


使う筋肉が全く違うので、大ちゃんはたちまち全身筋肉痛になるし、また本物には到底かなわないので「なんちゃって」になるのが嫌だという理由であまり乗り気ではなかったみたいですけど、踊るのはとても楽しかったそうです。


スケートアメリカでは世界に衝撃が走りました。アウェーであるにもかかわらず、現地の人々は総立ちで拍手喝采し、アメリカのジャーナリズムは「もしもこのプログラムに異議を唱える者がいるとすれば、それはチャイコフスキーだけだろう」と紹介してました。

ラストポーズの上目使いのなんと魅惑的で妖しげなこと。
アイラインもばっちりですね。

 

燃え盛る炎があれば誰でも注視してしまうように、会場の全員が大ちゃんに惹きつけられ、呑み込まれたのでした。

「この日のことは一生忘れない」と後にナンシー・ケリガンは語ってくれました。

ええ、私もです。一生忘れませんとも!


宮本賢二とニコライ・モロゾフ、二人の新進気鋭の振付師が高橋大輔という珠玉のスケーターに出会い、そして
野心と情熱をもって作った二つの新しいプログラム。
それぞれ、かつてあったものがいきなり古臭いカビの生えたものに感じさせてしまうくらい斬新で魅力的でした。

それはフィギュア界に衝撃を与え、大ちゃんをスターオーラを放つトップスケーターに押し上げてくれました。

今のスケート界はみな技術レベルが非常に上がっていますし、誠に結構なのですが、あえて言えばそうした無謀なくらいの挑戦的プログラムがなかなか見られないのが残念ですね。

選手はみんな10代から20代前半の若者だし、年寄り好みの音楽に追従せず、プログラムにもっともっと「今」を取り入れてもいいんじゃないかな?って思います。

そういえばマックス・アーロン君に引き続き、ミーシャ・ジー君もマンボとはwww

大ちゃんリスペクトを感じて嬉しいんですけど、彼らならではのオリジナルな味が出てくるとより楽しいでしょうね。
ミーシャくんには特に期待してます。頑張って欲しいな。

 

長い長い前フリでしたけどやっと2007年のGPFです。開催地はトリノのパラベーラ。しーちゃんが金メダルを取り、大ちゃんがちょっぴり悔しい思いをしたあの場所です。


ああーーでもこれは・・・書き上げるのにちょっとエネルギーを要します。今夜はこの辺でまた明日ーー( ´ ▽ ` )ノ