私が子供の頃の話です。
住んでいた地域は世田谷の高級住宅街で、同級生は議員、社長、または大会社の社員が多かったです。
社宅以外の子は一戸建てに住んでいて、それもすごい豪邸。
サウナがあったり、庭にバラのツルが絡むアーチとブランコがあったり、水族館みたいな水槽があったり。
そこでとんでもないイジメがありました。主に高学年女子。
顔立ちが可愛らしく、いかにも高そうな服を着た子供達。
前にも書きましたが、上履きや体操服を焼却炉に入れる。
不登校気味のクラスメイトがクラスで飼うため持ってきたハムスターを初日にどこかへやってしまう。
掃除でちりとりに集めたホコリを背中から服の中に入れる。
集団で取り囲んで濡れたモップでどつく。
わたしらのような顔立ちが可愛らしくなく、安そうな服を着ている庶民達はイジメをしないんですが、なにが違うかというと
「かかっているプレッシャー」の違い。
習い事複数のうえに、高学年になると受験のため入塾。成績が上がらないと家で叱責される。
特に11月〜2月はもうイライライライライライラ常にいじめる人を探しているような状態。
家でのダメージを学校で人にぶつけることで解消しようとする。
言うなれば親に虐められているから他人を虐める。
何度も言いますが、本人の資質以上の学歴をもとめて厳しく勉強させすぎるのは虐待です。
厳しくさせすぎるの定義はあるかと思いますが、勉強以外の部分で良いところを認めないのは虐待です。
親子の関係や、子供の楽しい子供時代を失ってまでやるほどのものか、私にはわからない中学受験。
これも酸っぱい葡萄なのかな?
和やかにやれる中学受験は良いと思いますよ