このテーマでは、何年か前に取得した
 
ビジネス文書検定1級の勉強法について公開します。
 
なかなか分かっている人はいないけれど、自分の作る文書に明らかに差をつけられる資格だと思います。
 
こちらはノートの一部
 
試験前に見直したときに、自分の知らなかったところが一目でわかるようになっています。
 

 

ついでに合っていることには丸を付け、「これはちゃんとわかっている」と安心してほかのことを頭に入れられるように工夫しています。

 

無駄な情報が目に入るのを避けるため、色は一色。

 

なんとなくこのピンクのSARASAが気に入って使っていました。

 
↑こちらはわからなかったことを整理して書いてあります。
 
後で見たときにピンクだらけのところがあれば、それは全く知らなかったことという証になるので、後で見直したときに目立ちます。
 
 
↑ちょっとした間違いも思いっきり×をつけました。
 
また赤の入れ方も、1級の出題範囲である添削の仕方に則り行いました。
 
公開するのが恥ずかしいくらい、アホな回答を書いているノートです。
 
答え合わせをして、「これくらいいいかな」といってちょっとしたミスを見逃していると、本末転倒で、そのうち間違った回答にも丸を付けてしまいかねません。
 
それくらい言葉というものは微妙なニュアンスや、確実なあいまいさを含んだものなのです。
 
だから、回答と違ったら絶対に赤を入れます。
 
例えば「感謝申し上げます」と「御礼申し上げます」の程度の表現の仕方については
 
「深く」と「厚く」どちらを使うと思いますか?
 
どちらでもいいじゃんと思っちゃいますが、正しいのは
 
深く感謝申し上げます
 
厚く御礼申し上げます
 
です。
 
「厚く感謝」とはいいませんよね。
 
こんなこと、教科書には書いていませんが、たくさん問題を解いているとわかってきます。
 
過去問は、教本以上に多くのことを教えてくれます。
 
採点者も人間なので、「厚く感謝」と書いてある回答を見て、「???」と違和感を感じたら×を付けられます。
 
その逆もしかりで、採点者が気にならなければちょっとくらいあいまいな表現でも丸が付いてしまうこともあるかもしれませんが、リスクは最小限に抑えたいもの。
 
それに、一問一問が明確な内容で情報量の多くないお題なので、違和感のある表現が目立つようになります。
 
また、文書は社内、社外向けに限らず、文章、レイアウトともに全体の美しさも見られます。
 
ですから、こうした縦書きの文書で、格式の高い内容のものを書くときに
 
「当社」と書いてしまい、「弊社」と赤入れしていますが、こうした格式に対する妥協も「美しくない文書」にしてしまいますので、
 
文書の格式によって確実に使いわかる癖をつけるようにしました。
 
 
 
↑もうほんとに、「どっちでもよくない?」というようなことも直してます。
 
こういうのがもやもやしてしまう人は文書作成には向いていないので受験はやめた用がいいです。
 
文書作成はほかの人に任せたほうがいいです。
 
この試験は、「絶対に恥をかきたくない」「気づいてもらえなくてもこだわりを追求したい」という人に向いているかもしれませんね。
 
 
 
 
・・・・・意外と、「敬具」「以上」を書き忘れてしまうこともわかってきましたよ。
 
今はワードで「拝啓」と入力すれば「敬具」と自動的に出てきますので、手書きの試験ではつい忘れてしまいがちでした。
 
実際の本番でも、かなり時間は余りましたが3回くらい見直しして「敬具」を書き忘れていることに気づいたような気がします。