渋谷【 月乃ひかり亭 】にて、
昭和30年代・古き良き時代の雰囲気漂う洗練された洋食を堪能してきました。
※『ブロぐるめ！』に招待いただきました。
闇夜と幸福のシンボル、"ふくろう"がいっぱい。
とくにシルバーのスプーンやフォークで出来たオブジェは、圧倒的存在感。
フランス／リヨンのアーティストにオーダーして作ってもらったそう。
リーズナブル＆充実感あふれる、飲み放題プランあり。
私はとりあえず、ウーロン茶。
ほんとは、ワインのほうが合いそうです。
そして冒頭から、超ビッグな３Lサイズをまるごと使用した、
インパクト十分のトマトサラダが登場。
規格外とのことで、市場には出回らないと聞いて、驚く。
こういうの食べたいのに。
ご主人も、『農家の人が心をこめてつくった野菜がそのような扱いを受けるのは、
おかしいと思います。』と、やるせないような表情でした。
みずみずしくて甘みがあって、ほどよい酸味のドレッシングとの相性もピッタリでした。
☆ハムカツ（２種）とカキフライ☆
ハムはスパムや魚肉ソーセージのような感じで、庶民的な懐かしさが漂っています。
フライには手作りの２種類のソースが用意されています。
ウスターソース＆ケチャップテイストの赤いソース（左）には辛子がきいていて、
素朴なフライの味を引立てる事！
予想以上に美味しくて、真似したい味。
タルタルソースの底には、ゆで卵の黄身がたくさん。
自分たちでざっくり混ぜ合わせる、つかの間の作業が楽しい。
まろやかなタルタルソースに、きざんだピクルスの風味がアクセントになっています。
毎回、自分で撮った写真をみているだけで、よだれが。。。( ´艸｀)
高級なハムというわけではなさそうだけど、
衣や手作りソースとの相性を考えると、この素材がベストマッチなのかもしれません。
新鮮な油で揚げてあるのか、もたれ感は一切無し。
さらに、カキがまるまる大きくてクリーミーで、美味しかったです。
☆ビーフの赤ワイン煮☆
縁飾りのマッシュポテトが美しくて、目にも楽しめる１品。
クラシカルなビロードのワンピースに、レースをあしらった光景がうかびました。
お肉はお箸で切れるほどやわらかいのだけど、食感はしっかり残っています。
お肉の旨味とまろやかさがが十分しみ出したエキスに、ワインの酸味。
こってりとしたデミグラスソースとはまた違った美味しさ。
意外にもさっぱり、いただけます。
ブラウンシュガーで仕上げる事によって、コクが加わるのだそう。
当然ながら、大人気メニューだそうです。
" ねっとり "した食感のジャガイモが、とっても美味しかったです。
ホクホクだけが美味しいとは限らないという、新発見。
マッシュルームもどデカくて、贅沢三昧♪
☆きのことベーコンのチーズドリア☆
こちらも、人気メニュー。
ご主人のお父様がかつて総支配人・料理長を努めていた、
横浜サテライトホテルの賄いメニューだったそうです。
香ばしいチーズとホワイトソースは、なめらかで意外にもさらりとしています。
また、トマトピューレの風味や食感が生きているライスは、油おさえめ。
ピラフのように炊いてあるのかな？と、思いました。
☆オリジナルケーキ／月乃ひかり☆
適度な食感を残すために、あえて裏ごしをしていないとの事。
コンデンスミルクを使用しており、やさしい甘さ。
この日、限定復活してくださいました。
美しいお皿は、お店のオリジナル。
ケーキを作ってくださった岸さんは、
まるで絵やお洋服のようにお菓子を創作しているみたい。
実際、みなさん、絵画などもお好きなようです。
お店のメニューや看板に使われているかわいらしいイラストは、
また別のスタッフの女性が書いたのだそうです。
かつては、料理人よりも研究者になりたかったという、知的なご主人。
おだやかでやさしい物言いと表情は、ふくろうみたい。
日本では"幸福" "不苦労"というキーワードを連想しやすいふくろうも、
西洋では知恵や学問の象徴とされているようです。
（ギリシャ神話の知恵の女神アテナ(ミネルヴァ)の使いですって。）
こちらは、夜定食のメニュー。
これらの手のこんだ洗練された洋食は、ランチ（１５時まで）でも気軽に味わえます。
近隣のお客様でかなり混み合っているので、１４時くらいの来店がオススメです。
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