私は大の音楽、楽器好き。管楽器から弦楽器、鍵盤楽器まで、興味がわけば何にでも手を出している。
先生について習ったのは、期間の長い準備にバイオリン、ピアノ、フルートだがいずれもモノにならず。他の自己流の楽器がとんでもないレベルなのは推してしるべしだ。
まあ、それでも人様に披露しない範囲なら楽しめるのだから音楽はイイ!
鍵盤楽器ではピアノとシンセサイザー。後者を初めて手に入れたのは高校生の時、中古のYAMAHA DX7 II-Dだった。これを皮切りにNord2、 Nord WAVE、YAMAHA MO6、Roland juno G、KORG KROMEなど、10台以上所有してきた。その中にユニークな1台があった。KORG 707である。
鍵盤数は49、ボディーの両端にストラップピンを有し、ショルダーとしての演奏が可能だった。近年はショルダー・キーボードの人気を受けて様々な機種が出ているが、当時は専用機種のYamahaのKX5(以前ここで紹介した)と、据え置き兼用の本機くらいしか思い浮かばないほど少なかった。
どのメーカーもフォルムを直線的にする中、丸みを帯び姿は当時としてもレトロ感が漂っていたのではないか。
KORGにもかかわらずFM音源(Yamahaがライセンスを受け実用化した)を搭載していたのは、「KORGが経営に行き詰まりYamahaから融資を受けた関係」と言われている。肝心の音はお世辞にも上等とは言えないが、その代わりならいくらでもある。
廉価でコンパクトながら、鍵盤がミニではなくタッチセンスの付いたフルサイズ。これは現在でもそう多くはない。
最近、再びこのKORG 707をよく手にするのは、オリジナリティーを魅力と思えるようになったからかもしれない。
とても古い年代の楽器だけに、使っている人はほとんどいないだろうと思ったが、調べてみるとこんなご意見が見つかった。
世の中には似たような感覚の人がいるものだ。
こちらはYouTubeから拝借したもの(私ではありません)↓