アップル社がMicrosoft社やGoogle社などに続いて、「iphoneの基本ソフトに生成AIシステムを導入する」と発表した。
創業者であるスティーブ・ジョブズ氏が亡くなって13年。スマホの誕生は世の中を変え、同社はそのリーダーであり続けている。
そして、製品にひとかどならぬ愛情を傾けるユーザーであるマック信者らは、新製品が発売されると誰よりも先に手にしたいと飛びつく。
人気の要因に先進性、デザイン性、PR力の高さがあることは間違いなく、iPad、iphone、ノートパソコンなどは初代からカッコいい。これもスティーブ・ジョブズ氏の美意識あってのことだろう。Iphoneのバックの輝きに日本の研磨技術を用いたり、川瀬巴水の版画をコレクションしたりした話は承知の通り。
しかし、今後はどうかと考えると疑問が湧く。まずデザインにかつてほどの輝きがあるかどうか。外見は好みゆえ、受け取り方が様々なのは当然だが、周囲に同様の意見を持つ人は少なくない。また、先進性を讃えられた技術に関しても、AI技術の導入に慎重だったように不透明な部分がある。
近い将来、アップルに代わるプログレッシブ・リーダーが出現したとしてもまったく驚かない。