343.岡田氏はすでに名監督。そして衰えぬ権藤氏の慧眼 |  雑想 What do you think of this? Hiro's weblog 

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#音楽とスポーツとガーデニングとアンティークが好きで、日常の出来事への思いなども自由気ままに綴っています。

前回の優勝から25年。横浜ベイスターズの話である。来月末にはシーズンが開幕するが、現状を見ると今年もその再現は望めそうもない。原因は「優勝できる監督を招聘しない」。これに尽きると思う。(球団経営は人気、集客が最重要?)

高校や大学の部活は文化系、体育会系に関係なく指導者が替わるだけで成績は一変する。プロ野球も例外ではない。

阪神は岡田監督になったとたんにチームが変わった。まず、選手を見る目、資質を見抜く力、決断力などどれも優れている。例えば投手で言えば何より速い球を求め、この素質があれば経験やコントロールを少々目をつぶる。

チームとして優先することもはっきりしている。フォアボールをヒットと同じ評価にすることで、ボールを見ていく姿勢ができ、相手投手も必要以上にコントロールを意識せざるを得なくなる。効率よく得点するスタイルが確立しているのだ。戦略が非常にわかりやすく、徹底していることがわかる。

これらを横浜に当てはめるとどうか。攻撃ひとつ取ってもこれまで何度か書いてきた通り、相手がコントロールに不安を持ち満塁になったとしても、初球から悪球にあっさり手を出して終わる。いったい監督や打撃コーチは日頃どんな指示を出しているのかと頭を傾げてしまう。守備の要の捕手もずっと固定されないままだ。

かつて横浜にもこのような監督がいた。1998年に38年ぶりに優勝へ導いた権藤氏である。同氏の発言などを聞いていると、慧眼ぶりが未だ衰えていないことに驚かされる。

 

 

岡田監督と三浦監督の違いは申し訳ないが明らかだ。対阪神戦となると、はじめから半ば諦めの気持ちになる。