334.魅惑の「ドヴォコン」 |  雑想 What do you think of this? Hiro's weblog 

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#音楽とスポーツとガーデニングとアンティークが好きで、日常の出来事への思いなども自由気ままに綴っています。

 どんな世界にも俗語、隠語などがあって、無縁だと何を言っているのかさっぱりわからない。

では「ドヴォコン」はどうだろう。高等専門学校の「ロボコン」ではない。

クラシック音楽に関心のある人達なら「ああ、ドヴォルザークチェロ協奏曲 ロ短調 作品104のことね」とすぐにピンとくる。ドボルザーク(現地の発音ではドヴォルジャークとしか聞こえない)のチェロ・コンチェルト、略してドヴォコンである。

チェロの響きに心動かされる人は多いと思う。そのためソロ曲はいろいろあり、バッハの無伴奏は毎日どこかで耳にする。ところがチェロをメインにしたコンチェルトは意外に少ない。

 その中で秀でた作品がこのドヴォルザークのチェロ曲だ。まさに名曲の誉高い。

 私も目覚めの時や落ち着いた気分の時にしばしば盤に手が伸びる。一番好きなのはファンなら納得の「.ロストロポーヴィチ、カラヤン指揮、ベルリン・フィル)」だ。名手ロストロポーヴィチを最も堪能できる一枚と言っても過言ではないだろう。
 


 

 他に挙げるとすれば、「マイスキー、バーンスタイン指揮、イスラエル・フィル」、あるいは「デュ・プレとチェリビダッケ指揮」あたりか。

 ドヴォルザークと言えば、シンフォニー第8番「イギリス」第9番「新世界より」が、このチェロ・コンチェルトに勝って有名かもしれない。さすがに優れた作曲家である。