さて「ディープフェイク（deepfake）」という言葉は
どれくらい世の中に浸透しているのでしょうか・・・・？
「ディープフェイク」とは
AI（人工知能）を用いて、人物の動画や音声を人工的に合成する処理技術
～と某サイトでは説明されています
ただ、我々の世代的にもっと解りやすく表現するならば・・・
「AIを用いた高性能なアイコラ」ですかね（微笑）
そもそも「アイコラ」を知らない～という方もいらっしゃると思うので説明すると
アイドルコラージュの略語で
女性アイドルの顔画像と、AV等の過激な１８禁（またはそれに近い）画像を合成して
まるでアイドルが脱いでいたり
AVのような行為をしているかのように見える画像を生成する事を意味します
当然の事ですが、そういった画像を作成し世に広めたりすると
人権侵害・肖像権侵害となり処罰される可能性があります
ただし、アイコラが流行ったネット創成期？（２０００年代初頭でしょうか）は・・・・
その当時のアイコラの精度というものは
今にして思えば稚拙なもので
よく見れば「顔と身体が別人の物」であることがすぐに解るレベルのものが大半でしたが
現在の「ディープフェイク」の技術は・・・少なくとも静止画においては
本物・偽物が判断し難い精巧な高レベルの物が多いです
最近だと～ニュース記事にもなったのでご存知の方が多いと思いますが
【伊織もえ「体の持ち主の伊織もえが自分の体を発見してしまった…」生成AIに使用された動画発見】
https://news.yahoo.co.jp/articles/42c0139549c6ad172c3248d9ef2d05ee45d6e946?
このような出来事がありました
こちらは、従来のアイコラとは逆に
女性タレントの身体をAIが使用した物になります
【伊織もえ氏の体を学習した生成AI画像が本人に無許可で宣伝に使われる。該当アカウントは垢消し。生成AIを規制すべきとの意見も】
https://togetter.com/li/2343599
こちらのサイト↑では
その時の伊織もえさん本人が指摘の投稿を行った内容と該当の画像が閲覧できます
伊織もえさん本人だから気が付いたのでしょうけど
普通の人だったら、そのまま何の違和感も無く見過ごしてしまうでしょうね
では、アイコラと同じように
女性アイドルや人気女優の顔画像と、AVの画像・動画を合成した動画は
作られているのか・・・・というと
結論から言えば・・・質の良し悪し関係ないのであれば、既に結構作られています（苦笑）
検索すれば、割と簡単に見つかると思います
多分、一昔前ならば・・・・
「●●●●のSEX動画が流出した」みたいな見出しを付けられて
動画が拡散されたり、場合によっては販売されていたりしたのかもしれませんが
ある程度、芸能関係の情報とディープフェイクを知っている人間であれば
それが合成された物だとすぐ解ってしまいますし
前述のように、それ自体が人権侵害・肖像権侵害となり処罰される可能性がありますので
有名な媒体であればあるほど
その辺の情報の取り扱いには慎重になっている（はず）のではないでしょうか？
以上の事を踏まえると
ディープフェイクを、アイコラを基準に
「女性アイドルや人気女優の顔画像と、AVを合成した動画」を作るツール
として考えると、それ自体が人権侵害・肖像権侵害となり処罰される可能性があるので
非常に閉鎖的な拡散されにくい傾向にあるのですが
逆に、拡散されやすい方向でディープフェイクを上手く利用している業界？があります
それがYouTubeです
（続け）