いよいよ16日(土)に封切られます。
昨日、一足先に映画、見てきました。
大手町ホールで、
~映画「フジコ・ヘミングの時間」上映公開記念 ミニコンサート&特別上映会~
があったのです。
13時からの部と17時半からの部があり、私は17時過ぎの部に行きました。
良い席が取れたからです。
正面より少し左よりの席だと、ピアニストの指先、鍵盤、ペダルなどを踏む様子も見ることができる。
およそ120分の映画は、フジコさんのピアノと共に時間が流れていく。
2年間にわたり、密着取材して仕上げた作品。
60代でデビューし、一躍世界中の人々の心を掴んだ魂のピアニスト、フジコさん。
当時のTV放送されたドキュメンタリーは人々に衝撃を与えた。
私もそうだ。
しかし、今回の映画を作ろうと思った小松荘一良監督は、その後のフジコさんを撮りたかったと。
悲運な目に遭いながら世界中に知れるまで苦労したフジコさんではなく、80代になってもなおエネルギッシュに、少女のようなフジコさんを見てもらいたいと。
本作品の中で、新たに大発見され、披露されていることがある。
フジコさんの少女時代に描いた絵日記が紹介されている。少女のナレーション付きで。
戦争前や戦後の、フジコさんをとりまいていた生活ぶりが、フジコさんの色つきの絵日記とともに瑞々しく語られていく。
フジコさんは絵もとてもお上手なので、弟さんや、フジコさんの表情がとても活き活きと描かれている。
TV放送ではなく、こうした"映画”を作ってくれたのは、本当に感謝します。
フジコさんの魅力があふれるこの映画、必見です。
ますますフジコさんが好きになってしまった。
おそらく、観たひと皆同じ想いと思います。
そしてそのあとのミニコンサート!
嬉しいサプライズで、
映画にも登場していらしたフジコさんのご友人、パリで活躍中のバリトン歌手のエイジロウさんがサプライズで3曲も聴かせて下さったのです!
昨日日本に就いたばかり!時差もあるのになんて素敵な…
フジコさんは、ターコイズブルーのキラキラな裾の長いドレス。
なんというオーラでしょう!
ドビュッシーの月の光
ショパン ノクターン変ロ短調 作品9-1
ショパン「革命」
リスト「愛の夢」
「ラ・カンパネラ」
の5曲を演奏してくれました。
そしてそして、アンコールを一曲。
あの、シューベルトの「impromptu」を。。。
幸せでした・・・・
そのあと、監督の小松荘一良氏、エイジロウさんを交えてのトークショウ。
監督の、撮影中のフジコさんエピソードや、エイジロウさんとの”なれそめ”など、思わずニンマリしてしまう話ばかり。
そして何と言っても、飾らない素のフジコさんのお話ぶりが本当に可愛らしくて、皆魅了されてしまいました。
ものすごいゴージャスな、特別な3時間はあっという間に過ぎてしまいました。
映画はこれから皆さん見られますし、ソロコンサートツアーも始まっています。
コンサートのチケットは完売の会場が殆どかも知れませんが、チケットを買って当日を楽しみにしている人も多いと思います。
私もその一人。
来月行きます。
エイジロウさんも友情出演して下さったら嬉しいな~~
若くて、黒いTシャツの似合う、素敵な人なんですよ~
フジコさん、お身体大切に、またお会いしましょう!