朝の大気が冴え冴えと冷気に包まれた。


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新宿に朝日があたる。


朝のほんの僅かなひと時、新宿アイランドが輝く。



●新宿遠景

見事な傑作であった。


DVDで観て、良かったかもしれない。・・・というのも余りに邪悪の造型が見事で、劇場でこの作品に飲み込まれるには少々覚悟がいると思ったからだ。


バットマンの孤独は深い。


演じたクリスチャン・ベールChristian Baleは、映画「アメリカン・サイコAmerican Psycho」(2000)でマンハッタンに住む金融エリートのシリアル・キラーを演じていてそのイメージが強烈にあり、この映画で善玉なのに悪のイメージを漂わせてる。その配役の妙。


相対するジョーカー役のヒース・レジャーHeath Ledgerは、この映画の撮影中に既に不眠症にかかっていたとされ、この映画が遺作となってしまった。鬼気迫るそのジョーカー役は演技を超えヒース・レジャーの実人生をダブらせ虚実皮膜の綱渡りのようだ。悪玉であるのに影の主役でありえたのは、この世界の悪の権化を見事に体現したからであろう。


善玉であるバットマンと悪玉であるジョーカーが、光と影ならぬ陰と影の合わせ鏡となっており、この映画を奥行きの深い、絶望的な、ダークサイドの、しかし現代的な、極めて寓意的な作品にしている。


見事なプロダクトである。


The Dark Knight.


闇の騎士とはバットマンのこと。

このゴッサム・シティに「白い騎士」(ホワイト・ナイト)はいないーそんな世界観で造型されている。


ゴッサム・シティが海の向こうのアメリカばかりではないことを、我々は知っている。


ホワイト・ナイトを探すことがこんなに難しい時代になっていると、今の日本人もまた感じている。


しかし希望を捨てていないからこそ、この映画は合わせ鏡のように重く陰鬱でありながら魅力的だ。



和菓子は奥が深い。


アイデアがまずありき。


素材と造型が続く。


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コンセプトから実物が生まれる。


それがこれ。



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立派な造型。


たんなる形のみならず、味覚いと深し。


舌の上で奏でられる旋律。


日本に生まれて良かった!・・・そんな喜びを叶えてくれるプロダクト。


メイド・イン・ジャパン。

日常、心の琴線にふれた事物を撮影する。



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オフィスの花が、疲れた心にうるおいを与えてくれる。


感謝。



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成層圏を流れる雲。


感謝。



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雨夜にみた東京タワー遠景。


感謝。


今日は何気ない一日で、二度とない一日。


時の中で何かを学び、時と引き換えに生きる喜びを得る。


同僚の葬儀に参列した日。


自らこの世界をみれることの厳粛な意味を考えた。



映画「ミスト」は、決してミスドを扱った映画ではない・・・。


と、いきなり駄洒落がすべった書き出しを許してほしい。


それ位、救いようのない結末の映画であった。


(ネタバレは致しません。ご安心ください。)


この映画は非常に巧妙に造られていて、アメリカの文明批評的な側面があるから"始末”におえない。


結局、「ユナイテッド・ステーツ」であることを選んだアメリカ国民は、この映画の中に「デヴァイテッド・ステーツ」を見ることだろう。このように分断され、未知の脅威に蹂躙されることを座して待ちたくはないとアメリカ国民は思うに違いない。


霧は例えば、イラクでありアフガンであり北朝鮮でもあり、金融資本主義でもあるだろう。


どう生きればいいか?-そんなことを問いかける映画である。


しかし、そこまでやるかい?-そういいたいのは、果たしてボクだけであろうか?


女性にはお勧めできません。


もしも男女ふたりで、映画館で鑑賞しようものなら、ふたりの関係は霧の彼方になるのかも。



そんな感想をこの情報小説風のこの映画は望んではいないはず。


デザイン的に優れた悪夢(ナイトメア)を、ボクはみたようである。