映画「バットマン ビギンズ」の主題は、いかにしてバットマンはバットマンになったか?を語ることである。
最新作「ダークナイト」に感銘を受けて、その前作「ビギンズ」を観た。
フリッツ・ラングの「メトロポリス」に明らかなインスパイアを表したと思われるゴッサム・シティの高架モノレール。
そういうデザイン的意匠で興味深かったのは、バットマンのクルマやボディ・スーツ。
そしてその秘密の根城などの造型であった。
子供の頃、アメリカのTVアニメーションでバットマンを観て来た世代にとっては、ほぼ洗脳されていた空想世界のリアリスティックな解釈に見惚れる。
こういう細部にこだわる制作陣は、信用できる。
なぜならば、神は細部に宿るからだ。
プロダクトは神をも恐れぬ創造的営みなのである。
考えてみれば、<映画>もまた時間軸の中で光と色の乱舞にすぎないにもかかわらず、プロダクトなのである。
なのに心を魅了する。







