もも院長のブログ -2ページ目

もも院長のブログ

なんやかんやつぶやいていきます

こんばんは

 

もも院長です

 

朝晩の冷えが強くなり
冬の気配を感じる季節になってきました


日中は日差しがあっても
朝起きると体がこわばって重く感じたり
仕事中に背中や肩が張って疲れやすくなることはありませんか

 

こうした季節の変わり目は
体の冷えや自律神経の乱れが出やすく
胃の調子も崩れやすくなります

 

 

朝起きた瞬間に胃が重い
食後にみぞおちが張る
薬を飲んでも改善しない

そんな慢性胃炎の症状で悩む方も
この時期は特に増えるようです

 

慢性胃炎は胃の炎症だけでなく
胃の働きの低下や自律神経の乱れと深く関係しています

 

胃の症状は人によって異なりますが
背部兪穴や四肢の要穴の反応を見ると
胃の働きが弱いタイプ
胃の詰まりや気滞タイプ
冷えによるタイプ
などの傾向が分かります

 

胃の働きが弱いタイプは
朝から胃が重く少し食べただけで苦しい
疲れやすい傾向があります

 

胃の詰まりや気滞タイプは
食後にみぞおちがつかえ
肩甲骨内側に張りを感じ
ストレスで悪化することが多いです

 

冷えによるタイプは
冷たい飲み物や季節の寒さで症状が出やすく
みぞおちや背中が冷たく感じます

 

朝から胃が重い
食後に必ず張りを感じる
食べる量が減った
冷えると症状が強くなる
胃薬を飲むと一時的に楽になる
ストレスで悪化する
背中や肩甲骨内側に張りを感じる

 

このうち三つ以上当てはまる場合
脾胃の働きが弱っている可能性があります

 

当院では腹部には必要以上に刺鍼せず
背部兪穴と四肢の要穴を使った鍼灸で改善を目指します

 

背部兪穴や四肢の反応を触診で確認し
呼吸や体の微細な変化を観察しながら施術を行います

 

初回からみぞおちの張りや重さが軽くなり
体が軽くなるのを患者さん自身が実感できることが多いのが特徴です

-------------------------------------------------------------------------------------------

三十代女性
事務仕事で長時間座りっぱなし
一年ほど前から朝起きた瞬間に胃が重く
食後はみぞおちが張って苦しい状態

 

市販の胃薬を飲むと楽になるが止めると症状が戻る
病院では慢性胃炎と診断され
特に異常なしと言われた

 

初診では腹部に軽く触れるだけで反応確認
刺鍼は行わない

 

背部では脾兪・胃兪に板状の張り
左側の反応がやや強め
肩甲骨内側の緊張も目立つ

四肢では足三里・太衝・公孫などに圧痛や過敏

施術は背部兪穴と四肢の要穴を中心に
呼吸や体の微細な変化を観察しながら行う

 

初回施術直後
背部の張りが大きく柔らぎ
みぞおちの重さは7〜8割程度改善
呼吸も楽になり
患者自身が「すごく軽くなった」と実感

 

翌朝
「朝から胃が軽くて楽だった」と報告
食後の張りもほとんど感じない

 

二回目
食後の膨満感はごくわずか
背部兪穴の硬さもほぼ消失
四肢の反応も安定
体の軽さが持続

 

三回目
朝のムカムカや食後の重さはほぼゼロ
背部の張りも消失
日常生活で不快感を意識することがほとんどなくなる

 

以降は症状再発予防として
間隔を空けた施術に移行

----------------------------------------------------------------------------------

慢性胃炎は胃の炎症よりも
胃の働きの低下が原因であることが多いです

 

背部兪穴や四肢の要穴を使った鍼灸施術は
初回から体の軽さを実感しやすく
薬を飲んでも改善しない朝の胃の重さや

食後の張りに悩む方に適しています

 

これからの季節は

胃腸を酷使することも多いです

 

胃腸を健やかに保ち

楽しいクリスマス

年末年始を

過ごしましょう