こんばんは
もも院長です
朝晩の冷えが強くなり
冬の気配を感じる季節になってきました
日中は日差しがあっても
朝起きると体がこわばって重く感じたり
仕事中に背中や肩が張って疲れやすくなることはありませんか
こうした季節の変わり目は
体の冷えや自律神経の乱れが出やすく
胃の調子も崩れやすくなります
朝起きた瞬間に胃が重い
食後にみぞおちが張る
薬を飲んでも改善しない
そんな慢性胃炎の症状で悩む方も
この時期は特に増えるようです
慢性胃炎は胃の炎症だけでなく
胃の働きの低下や自律神経の乱れと深く関係しています
胃の症状は人によって異なりますが
背部兪穴や四肢の要穴の反応を見ると
胃の働きが弱いタイプ
胃の詰まりや気滞タイプ
冷えによるタイプ
などの傾向が分かります
胃の働きが弱いタイプは
朝から胃が重く少し食べただけで苦しい
疲れやすい傾向があります
胃の詰まりや気滞タイプは
食後にみぞおちがつかえ
肩甲骨内側に張りを感じ
ストレスで悪化することが多いです
冷えによるタイプは
冷たい飲み物や季節の寒さで症状が出やすく
みぞおちや背中が冷たく感じます
朝から胃が重い
食後に必ず張りを感じる
食べる量が減った
冷えると症状が強くなる
胃薬を飲むと一時的に楽になる
ストレスで悪化する
背中や肩甲骨内側に張りを感じる
このうち三つ以上当てはまる場合
脾胃の働きが弱っている可能性があります
当院では腹部には必要以上に刺鍼せず
背部兪穴と四肢の要穴を使った鍼灸で改善を目指します
背部兪穴や四肢の反応を触診で確認し
呼吸や体の微細な変化を観察しながら施術を行います
初回からみぞおちの張りや重さが軽くなり
体が軽くなるのを患者さん自身が実感できることが多いのが特徴です
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三十代女性
事務仕事で長時間座りっぱなし
一年ほど前から朝起きた瞬間に胃が重く
食後はみぞおちが張って苦しい状態
市販の胃薬を飲むと楽になるが止めると症状が戻る
病院では慢性胃炎と診断され
特に異常なしと言われた
初診では腹部に軽く触れるだけで反応確認
刺鍼は行わない
背部では脾兪・胃兪に板状の張り
左側の反応がやや強め
肩甲骨内側の緊張も目立つ
四肢では足三里・太衝・公孫などに圧痛や過敏
施術は背部兪穴と四肢の要穴を中心に
呼吸や体の微細な変化を観察しながら行う
初回施術直後
背部の張りが大きく柔らぎ
みぞおちの重さは7〜8割程度改善
呼吸も楽になり
患者自身が「すごく軽くなった」と実感
翌朝
「朝から胃が軽くて楽だった」と報告
食後の張りもほとんど感じない
二回目
食後の膨満感はごくわずか
背部兪穴の硬さもほぼ消失
四肢の反応も安定
体の軽さが持続
三回目
朝のムカムカや食後の重さはほぼゼロ
背部の張りも消失
日常生活で不快感を意識することがほとんどなくなる
以降は症状再発予防として
間隔を空けた施術に移行
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慢性胃炎は胃の炎症よりも
胃の働きの低下が原因であることが多いです
背部兪穴や四肢の要穴を使った鍼灸施術は
初回から体の軽さを実感しやすく
薬を飲んでも改善しない朝の胃の重さや
食後の張りに悩む方に適しています
これからの季節は
胃腸を酷使することも多いです
胃腸を健やかに保ち
楽しいクリスマス
年末年始を
過ごしましょう
