おはようございます
もも院長です
少し秋めいてきましたね
朝晩は涼しさを感じます
日中はまだまだ暑いので
エアコンが欠かせません
でも
エアコンって乾燥しますよね
目も乾燥気味で疲れやすくなります
そんな時オススメの経絡は
「大腸経」
大腸経ってお腹や消化器と関係あるんじゃないの
そう思いますよね
名前だけ聞くと腸のラインみたいですが
実は目にも深く関わっているんです
東洋医学でいう経絡は気や血の通り道のようなものです
大腸経は人差し指から腕を通り
肩や首を経て
顔の鼻の横まで走っています
つまり手から顔
そして目のそばまでつながっているのです
だから手のツボを刺激すると目が楽になるという話は
決して不思議ではありません
経絡という全身をつなぐネットワークがあるからこそ起きる現象です
代表的なツボに「合谷」があります
親指と人差し指の間にある合谷は
昔から万能のツボと呼ばれてきました
頭痛や歯の痛みだけでなく
目の疲れや充血
ドライアイにもよく使われます
手を押すと目がすっと軽く感じるのは
経絡のつながりのおかげなんです
大腸経だけでなく
ほかにも目に働くツボはたくさんあります
ふくらはぎにある「光明」は
昔から目の要とされ
視力や目の健康と深い関係があります
後頭部のくぼみにある「風池」は
首こりや頭痛と一緒に
目の奥の重さや充血にも働きかけます
眉の内側にある「攅竹」や
眉の中央にある「魚腰」
こめかみの「太陽」は
スマホやパソコンで疲れた目にぴったりの局所ケアです
目のまわりはとてもデリケートです
自分で押すときは強く押しすぎず
軽く優しく触れるのが安心です
鍼での施術は熟練した技術で安全に行われますので
心配な方は無理せず専門家に相談してください
最近の研究でも
ツボ刺激によって目の血流が良くなったり
涙の出方が整ったりすることが報告されています
また
腸脳相関と言って
腸と脳が密接に関係していることがわかっています
腸の状態が悪くなると
目にも影響があることがわかりますね
すべてが完全に解明されたわけではありませんが
古くからの知恵が現代の目の疲れにも役立っているのは面白いですね
大腸経なのに目に効く
それは経絡が全身をつなぐネットワークだからこそです
日々のセルフケアにツボ押しを取り入れて
疲れ目にちょっとしたやさしい時間を作ってみてください
