ツボを押すと気持ちいい理由をやさしく解説 | もも院長のブログ

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こんにちは

 

もも院長です

 

マッサージって気持ち良いですね

何故気持ち良いのでしょうか?

 

 

 

肩や首がこっていると
つい無意識に手が伸びてグッと押してしまい

「あぁ、そこそこ!」と声が出る瞬間、ありますよね

あの独特の“気持ちよさ”

実はただの気分ではなく
身体の仕組みによるものなんです

 

ツボと呼ばれる場所は

東洋医学では「気や血の通り道」である経絡の要所

現代医学的に見ても

神経や血管、筋膜の交差点にあたる部分が多いことがわかっています

 

そこを刺激すると

末梢神経を通じて脳に信号が伝わり
自律神経のバランスを整えるように働きます

その結果、自然と心身がリラックスしやすくなるのです

 

さらに、ツボ押しは血流にも影響します

押している間は一時的に血管が圧迫されますが
指を離した瞬間に血液がドッと流れ込みます

 

酸素や栄養が行き渡りやすくなり

老廃物も排出されやすくなるため
「押された後にスッキリした!」と感じるわけです

ちょうど、ホースの先をつまんでから離すと
水が勢いよく出るのと似ています

 

さらにもうひとつ

ツボ刺激は脳内ホルモンの分泌も促します

代表的なのが「エンドルフィン」と「セロトニン」

エンドルフィンは体内で作られる天然の鎮痛物質で
痛みを和らげつつ、心地よさを与えてくれます

 

セロトニンは心を落ち着かせる作用があり
気分を安定させてくれる働きがあります

ツボ押しで“ほっとする”のは
こうしたホルモンの効果でもあるんです

 

そして最後に大事なのは「感覚の変化」

押す前に感じていた肩の張りや重だるさが
押すことで軽くなったと感じると

その変化自体を脳は“ご褒美”として認識します

マッサージやストレッチのあとに

「軽くなった!」と感じるのと同じ仕組みですね

 

つまり、ツボを押したときの気持ちよさは

神経の働き
血流の改善
脳内ホルモンの分泌
感覚の変化

 

これらが組み合わさった結果なんです

「気持ちいい」と感じるのは
体が正しく反応しているサイン

 

ちょっと試してみたい方におすすめなのが

手のツボ「合谷(ごうこく)」

親指と人さし指の骨が交わる部分にあり
肩こりや頭の疲れにもよく使われるポイントです

お仕事や家事の合間に軽く押してみると
「あぁ、ここだ!」と実感できるかもしれません

 

ツボ押しは正しくツボが取れれば

ほんの数分でも

体は素直に応えてくれます

無理のない範囲で
日常のリフレッシュに取り入れてみてくださいね

 

ツボを気持ちよく使って

健康な毎日を実現しましょう