今日のニュースでね。

八日間トイレに閉じ込められた方のニュースを見たのね。

ドアが壊れて出れなくなってしまっって、窓もないマンションのトイレで、
一人暮らしだから叫んでも誰も居ない・・

まぁトイレだから水はあって清めの塩が皿に盛ってあったらしく、何とか生きていたんだけどね。

私と同じ年の女性で、
もう書くものもないから遺書も残せなくって、
このまま人知れず死ぬと思うと、
お一人さまの暮らしの切実さを哀しく思ったというのね。

それが93歳の入院中の母親が娘が見舞いに来ないと、病院の職員さんに頼んで警察に連絡。

警察がかけつけてやっと救出されたの。
それで母親と同じ病院に搬送だれて事なきを得たんだけど、

母親はその三日後に亡くなったのよね。
親の愛って云うかすごいもんがあるね~

けれど他人事でなくって、
お一人様暮らしの現実はそこ此処にあるわけで、

家の近所も一人暮らしっぽい爺婆が多いのね。
それぞれの人生や事情があってだろうけど。

スエーデンみたいに一人暮らしの老人を自転車で見回るシステムもまったくなくって・・・
独り暮らしの気楽さも捨てがたいけどね。

二年前から息子と暮らすようになったのも、
一人暮らしで救急搬送されちゃったからで、
猫は救急車も呼んでくれないからね~

死ぬ時は誰も独りであってもね。
やっぱり誰かと暮らすってのはありがたいと、
改めて思ったりしたのでやすよ。

取手の無差別切りつけ事件も、
被害者は酷い思いだったろうけど、行き場の無い若い人の鬱屈は想像してるより暗く深いようで・・・

何だか切ないような出来事ばかりの、
世間だなぁ~と思う桃婆でやした・・・