題して♡

囁き通信よ


そして、ヒヒと元康は

落ちていた木の皮などを使い、

巨大な拡声器のようなものを

作り上げた。

(イメージ)


さ、これを使って

そなたの囁き声を四方八方に

広めるのじゃ。


ええ、任せといて!


そして、ヒヒは

手製拡声器に唇を寄せて

囁きに囁いた。


(イメージ)


春馬くん〜♡

私達も黄泉に来たわ。

大切な話が有るの。

声が聞こえた方に来て!

待ってるわ。

お・ね・が・い♡

(囁きひひまにあイメージ)


よし!

これでバッチリな筈よ!


よくやった!

男なら、つい聞き耳を 

立ててしまう声じゃ。

囁き声の仕上がりを

楽しげに話すヒヒと元康に、、


あの、、

少しお尋ねしても良いですか?


何じゃ?


これは出来るようになっていた方が

良いんですか?


そ、その、何時そのような

事態になっても良いように。


そして、

もしそうならどうやって

練習したら良いですか?


1人囁きあいっこ

みたいな感じですか?


春馬さん好きです!


そうか、SAKURAさんは

僕が好きなんだね。

よく聞こえたよ。

アハハハ!


みたいな。


アハハハ!

1人囁きあいっこ⁈


何を申すのじゃ!

わしを笑わすでない!


いえ、あの、、

女性として必要な嗜みなのなら

その日までにきちんと練習して 

おかないと、と思いまして。


フフフ、

1人囁きあいっこでか?


アッハハハ


笑わないで下さい。

大真面目に

お尋ねしているのです。


これは、すまん。

だが、そなたのように

愉快なおなごは初めてじゃ!


では、囁き声について

わしが閨でしっかり教えてやろう。


はい!

よろしくお願いします!


何を言ってるの!


元康様が何を仰っているのか

分かってお願いしますと

返事をしたの?


え?

囁き声の特訓

して下さるんでしょ?


何が悪いの?


じゃ、特訓の場所は?


場所?

閨でって仰っているじゃない?


元康様のお話を

ちゃんと聞いて無かったの?


バ、バカ!


閨って寝床の事よ!


閨?寝床?


寝床って布団?


お布団の中で元康様と特訓、、


わ!ありがとうございます!

そんな本番さながらに

特訓をしていただけるなんて!


元康様のご親切に感謝致します! 

改めて

どうぞよろしくお願いします!


プッ!

アハハハ!


そなたはなんと

可愛いおなごじゃ!


そなたには、やはり

特訓なぞ必要ない。


え?でも、

どう囁き声を出して良いのか

分かりません。


それは、その時のそなたの気持ち。

そして、後はそなたの愛しい男に

任せておれば良い。


は、はぁ、、  

よく分からないけど

そうなんですね。


よく分からなくても良い。

そなたはそれで良いのじゃ。


しかし、これは困った!

笑いが止まらん!


アッハハハ

その時、、


SAKURAさん!

はるちゃん!


春馬さん!


田鶴!

忘れな草の君、、


元康様、、


遂に、

一同ご対面って訳ね!


役者がみんな揃った所で、、


あ、、


はる!



直馬様!

次回も引き続きお楽しみ下さい🌸🐎


内容は全てフィクションです。


画像と動画をお借りしました🙏