そうだ!
僕、裸になるから!
そしたら匂いがよく分かるでしょ?
ハルマー!
それはダメよ!

そうだ!
何を馬鹿な事を言ってるんだ!
カミューナシさん!

こんな事じゃないかと
影から様子を見ていたんです。
コイツはマリア様にも
こんな風に言い寄っていた。
そして自分が裸になった後
言ってたよな!
マリア様にも裸になれと。
シスターベイシー!
騙されてはいけません。
で、ですがハルマー、
いえミュウラーさんは、
そんなつもりで
私に言ったんじゃありません。

じゃ、どんなつもりで
言ったと思ってるんですか?
そ、それは、、
だけど、、

裸になって貴女に匂いを
嗅いでもらっているうちに、、
そこでヤツがムラムラしたら
どうする気ですか?
貴女にも裸になれと言ったら?
二重人格の1人である
コイツの知能は、
確かに5歳児程度なのかもしれません。
しかし、
肉体はれっきとした大人。
ミュウラー神父なんですよ。
そ、それでも、、

しっかりして下さい!
コイツは子どもの傍若無人さを
逆手に取る犯罪者です。
モンスターなんですよ。
ベイシー!
そんなヤツの言うことなんか
聞いちゃダメだ!
そいつはマリアを殺したんだ!
何だと?
お前が殺したんじゃないか!
違う!
僕じゃない!
いや、お前だ!
だから警察に捕まって
刑務所に入ってたんじゃないか!
そんなの僕は知らない!
知らないよ!

お前が知らなくても
お前のもう1人の人格である
ミュウラー神父が
全部知っているさ!
違う!
そんなの全部デタラメだ!

ベイシー!
僕はマリアを殺したりしていない!
痛い!頭が痛い!
ベイシー!
ハルマーはそう言うと
床に倒れ込んだ。
ハルマー!

ハルマーに駆け寄ろうとした
シスターベイシーの前に
カミューナシが立ちはだかった。
シスターベイシー!
冷静になって下さい。
ヤツはマリア様を殺した犯人だ。
僕はその一部始終を
目撃したのですから。
ですが、カミューナシさん。
貴方が話して下さった
ミュウラー(ハルマー)さんと、
私が直接、話をした
ミュウラー(ハルマー)さんは
まるで別人だわ!
だから僕も貴女から
そう聞いて驚いたんですよ。
ミュウラー神父は
二重人格者だと思っていたのに、
新たに第三の人格があるのかと。
新たな第三の人格?

しかし、さっきヤツの様子を
見て気がつきました。
第三の人格なんてない。
マリア様を殺した犯人は、
子どもながらの残酷さと
都合の悪いことは直ぐ忘れる
子ども特有の無責任さを
兼ね備えている
ミュウラー(ハルマー)以外
考えられないと。
では、カミューナシさんは
ミュウラー(ハルマー)さんが
マリア様を殺していないと
言い張るのは
嘘だとおっしゃるのですか?

自分可愛さに平気で嘘をつく。
それが子どもと言うものです。
そんな、、
子どもこそ正直で純粋な、、

そう、、
純粋な天使のような存在。
シスターベイシー、
貴女がおっしゃっているのは
我々大人がそうであって欲しい
と望む理想の子どもだ。
ですが、実際の子どもは
悪意の無い邪悪さの塊ですよ。
ベイシーは床に倒れている
ハルマーを見つめた。
まもなくコイツは
ミュウラー神父として
目を覚ますでしょう。
だから僕は、今度こそ
この場にいるわけには行かない。
ミュウラー神父には
恨まれていますからね。
しかし僕はもう
貴女をこんな危険な場所に
置いておきたくないのです。
お願いです。
今すぐ教会を出て
一緒に僕の家に来て下さい。
次回も引き続きお楽しみ下さい🌸🐎
内容は全てフィクションです。
画像は全てイメージです。
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