魔法の瞳

ここはアジアの片隅にある

小さな農村。


その小さな農村のはずれで

マロチャンと言う1人の女の子が、


ひつじのメーと


牧羊犬であるコーギーの

ジャイとクーガと一緒に


みんなで仲良く暮らしていました。


マロチャンの両親は、

マロチャンが小さい頃に
事故で亡くなり、


両親と一緒に車に乗っていた
マロチャンもその事故で
右目が見えなくなりました。


それでもマロチャンは

村の人達に大切に育てられ、


優しく賢い女の子に成長しました。


そして、村一番の編み物の名人になり

その美しい品物を売って

生活出来るようになりました。


そんなマロチャンには

2つの秘密がありました。


1つは見えなくなった右目に

人の気持ちが映る事。


もう1つは、

ハルマルの事が好きだと言う事。


ハルマルは毎週、都から

マロチャンの編み物を買い付けに

この村にやって来る商人でした。


やっと村が見えて来たぞ!


ハルマルは長い道のりを歩き続け、

マロチャンが住む村に着くと、


マロチャンから品物を買い、


いつもマロチャンの家で1泊し

翌日都に帰って行くのでした。


ハルマル!

今週もいらっしゃい!


マロチャン、こんにちは。

みんな変わりないかな?


今週も編み物は幾つか出来てる?


ええ、出来てるわよ!


さ、家の中へどうぞ!


これが今週分の編み物よ。


この中から

売れそうなものを選んでね。


この1週間で沢山編んだね。


マロチャンの編み物は

いつも人気ですぐ売り切れるんだ。


だから今回も全部いただくよ。


いつもありがとう!

ハルマル!


都からここまで

歩き疲れたでしょ。

ゆっくり休んで。


すぐに休めるように

ベッドの準備もしておいたわ。


今夜はハルマルが好きな

チキンボールパスタを作るわね。


ありがとう。

じゃ、夕飯までちょっと

休ませてもらうよ。


ハルマルが休息を取っている間

マロチャンは夕食の準備をし、


夕方には牧場に

ひつじのメーと牧羊犬として働く

ジャイとクーガを迎えに行きました。


ジャイ!クーガ!

帰るわよ!


ワンワンワン!


そして、陽が沈む頃

ハルマルを起こしました。


ハルマル、もう夕飯の時間よ。

身体の疲れはどう?


ありがとう。

もう大丈夫だよ。


そう、良かったわ。



じゃ、チキンボールパスタをどうぞ。


ありがとう。

今日も美味そうだ。


そして2人はいつも

一緒に夕飯を食べながら、

遅くまで色んな話をしました。


そして翌朝、


マロチャン、

じゃ、また来週!

それまでみんな元気で。


ハルマルも元気でね!


こんなやり取りをもう何年も

2人は続けて来たのです。

ところがある日、、


ハァ、、


ハルマルが暗い顔をして

村にやって来ました。


やぁ、マロチャン。

次回も引き続きお楽しみ下さい🌸🐎


内容は全てフィクションです。


画像は全てイメージです。


画像と動画をお借りしました🙏