春馬さん!

あの言葉は?

あの言葉は嘘だったんですか?


私だけを好きでいて下さると言う

あの言葉は


春馬さん!


SAKURAはその場に

崩れ落ちると泣きながら、


私、春馬さんが

居なくちゃ嫌です!



嫌!

絶対に嫌!



春馬さん、春馬さん、、


と、子供のようにワーワー泣いた。


SAKURAさん、、


早く行って!

行ってあげて下さい。


どうか目を覚まして。

貴方の恋人はあの方です。 

私では有りません。

、、、、、


ごめんなさい。



いえ、これで良いのです。


貴方は生者。

私は死者。


私達は、どこまで行っても

結ばれる事の無い

運命なのですから。

春馬は、女の話を最後まで

聞き終わると静かに話し始めた。


僕がごめんなさいと、

先程貴女に謝ったのは、


ごめんなさい。

僕は貴女の言う事に従いません。

そんなごめんなさいだったのです。


僕はもう2度と

貴女の手を

離したくはない!

春馬はそう叫ぶと、

泣きじゃくるSAKURAの方へ

向き直り、


SAKURAさん、

貴女に言った言葉を

守れなくてすみません。


ですが、

貴女の事が本当に可愛かった。 

大好きでした。

これがと言うものです。


でも、僕は気がつきました。
僕は彼女を愛している。


SAKURAさんには、
まだ難しいでしょうが、
はどんな事も
乗り越えるられるものなんです。


そして、春馬は女の手をとり

しっかり握ると、

(イメージ)


さぁ、行こう!


貴女の世界へ!


そして2人で黄泉の国への

出入り口を通り抜けると、

黄泉の国へ走り降りて行った。


は、春馬さん、、

春馬さん〜

泣きじゃくるSAKURAに、、


ちょっと!

何をぼやぼやしてるのよ!


え?


え?じゃないでしょ!

2人を追いかけるのよ


春馬さんが

この場から居なくなった今、

何時この黄泉の国への出入り口が

閉じてしまうか分からないから。


だって、、

追いかけてどうするの?


もう春馬さんは行っちゃったのよ。

再び泣きだしたSAKURAに

ヒヒはビシッとこう言った。


あのね!

春馬さんを

愛してないの?


愛?

愛してる?

よく分からないわ!


じゃ、質問を変えるわね。

このまま春馬さんを

諦められる?


諦めて、忘れて

生きていけるの?


諦める?忘れる?

春馬さんを?

SAKURAの脳内に、

ここに来てからの春馬との思い出が

走馬灯のように蘇った。


色んな回想

僕は春馬と言います。

何も無い山の中の一軒家ですが、

どうぞご自分の家だと思って

ゆっくりお過ごし下さい。

(中略)

無理に酒を勧めたようで

すみません。


酒を酌み交わす相手も居ない

こんな山奥の一軒家で暮らして

いると、どうにも人恋しくて。

(中略)

SAKURAさん、

僕は貴女が好きになりました。

(中略)

SAKURAさん、

僕が怖いですか?


今夜は冷える。

だから貴女を温めてあげたい。

ただ、それだけです。

(中略)

それを理解できた時、

SAKURAさんは
大人になれるんです。


焦らなくて良い。
僕の側で
ゆっくり大人になって下さい。

(中略)

だったら、私はどうしたら?

どこへ行けば良いんでしょう?



SAKURAさん。

貴女は僕の所に来れば良い。


僕と一緒に居れば良いんです。

〜〜〜〜〜   

数々の春馬との思い出に

SAKURAは泣き崩れた。

そして、、


私、春馬さんを諦められない。

忘れるなんてもっと出来ない。


やっぱりもう1度

春馬さんに会いたい!

次回も引き続きお楽しみ下さい🌸🐎


内容は全てフィクションです。


画像と動画をお借りしました🙏