藤木先生は、大学生。


高校生の私の素敵な家庭教師。

だけど、ある日、、


そんな、、どうして?


雅子ちゃん、ごめん、、


僕はもう、、

君の家庭教師は出来ないんだ。


だって、先生は大学生でしょ?

それなのに、、なの?


ああ、もう決めたんだ。


そんな、、そんなの、、


そんなに悲しまないで。

もう覚悟は出来てる。


ダメよ!

そんなの絶対ダメ!


雅子ちゃん、ありがとう。

今日まで僕を好きでいてくれて。

僕も君が大好きだった。


先生、、


先生が連れて来てくれた

このひまわりの丘。

あの思い出を、

私はこれからも

忘れる事は無いでしょう。

〜〜〜〜〜

うわ!悲恋ものなんだ。


なんか、予告だけで

泣きそうになっちゃった!


こんな役をしたら、雅子さんも

藤木さんに夢中になりますよね、

それは。


フフフ、、

演技の途中でも、役を忘れて

僕に抱きついて来て、、


セリフを無視して、

嫌、行かないで!って

ワンワン泣いたり、、


本当に可愛かったんだよなぁ。


うわー!

雅子さん、可愛いー!


そんな彼女も、あれから

どんどん実力をつけて、今じゃ

ベテラン女優の仲間入りだ。


あの泣き虫の可愛い子が、

どんどん遠くへ行ってしまう、、

ちょっとそんな、

寂しい気持ちも有るけど、、


これで良いんだ。

そう思っているよ。


ん?

〜ナレーション〜

その時、藤木の持っている

鞄の中が一瞬光った。

あ、ああ、ちょっとゴメン。

トイレに行って来るよ。

〜ナレーション〜

藤木はバッグを掴むと、慌てて

席を立った。

その時、確かに春馬は聞いた。

藤木が立ち上がる時に、

鞄の中に向かって小さな声で、

ごめん、ちょっと静かにしてて。

〜ナレーション〜

藤木が席を立った後、、

今の、何?


アレが、ひひまにあが

知らせてくれた事なんだな。


やっぱり、藤木さんにちゃんと

聞いてみなくちゃ!

〜ナレーション〜

少しして、藤木が鞄を

大切そうに抱えて席に戻って来た。


ああ、ごめん。


そうだ。

春馬くんが聞きたいのは、

あのコメントについてだよな?

回想シーン1話より

実は、、

あのコメントをしたのは僕なんだ。

仮名を使って、、

えーっ!


藤木さん、どうしてそんな事を!


いや、それは、、

到底理解はして貰えないよ。


そんな!

まず話をして貰わなくちゃ

理解のしようが無いですよ。


じゃ、春馬くん、、

僕の話を聞いてくれ。

〜〜〜〜〜

ええ、そうです。


で、結局、あのコメントは

どう言う意味なんですか?

藤木のコメント内容

いつもありがとうございます。

毎回私達のケースだと、

興味深くドラマを拝見しています。

ご理解頂けないのは

承知で申し上げますが、

このドラマのように、人知では

測り得ない関係も有るのです。


その関係が、どのような仕組みで

成立するのか分からなくても。


どうか、、

死者と恋をするこのドラマの結末を

片方が成仏して終わるなどの、

陳腐で未来に希望が持てないものに 

しないで下さい。

〜〜〜〜〜

僕が気になっているのは、

このコメントに出て来る、

私達のケース

人知では測り得ない関係


更に、、

死者と恋する

片方が成仏して終わる


つまり、コメントだけ見たら、

藤木さんがあのドラマ同様、

死者と恋愛していると

言っているようなもんですよね?


死者と恋愛なんて、

僕は信じられないけど、、


もしかしたら藤木さんが、

そんな事になっているなら

大変だと思って、

早くお会いしたかったんです。


そんな事って?


あ、それは、、

次回も引き続きお楽しみ下さい🌸🐎


内容はすべてフィクションです。


画像をお借りしました🙏