あれ?照れてるの?
だよねー。
まだ未成年だもんね、廉くん。
(はるまにあイメージ)
未成年だから、何だよ!
大人達の責任を
取る必要は無いって事。
(はるまにあイメージ)
え?
廉くんは子どもだから、
お父さんやお母さんの尻拭いを
する必要は無いって事。
(はるまにあイメージ)
つまり、
廉くんは好きに生きて良いって事。
(はるまにあイメージ)
今までずっと、親の事や家の事を
気にしながら生きて来たでしょ。
(はるまにあイメージ)
廉くん。君は子どもで、
お父さんやお母さんは大人なの。
(はるまにあイメージ)
大人の事は大人達に
任せておけば良いのよ。
(はるまにあイメージ)
君が何とかしようと
思わなくて良いの。
(はるまにあイメージ)
今日まで、よく耐えて来たわね。
あなたが無事で本当に良かった。
(はるまにあイメージ)
ヤケになった挙句、若くして
命を落とす子どもも本当に多いから
言ったでしょ!
私はあなたのお母さんのファンよ。
だから、気掛かりで仕方がないの。
(はるまにあイメージ)
そして、私もかつて、
あなたみたいな子どもだった。
(はるまにあイメージ)
え?
アンタが俺みたいって、、
何だよ、それ!
さっきから黙って聞いてたら、
分かったような口をきいて!
私が廉くんと同じだと
信じられないならかかって来て!
その代わり、私が勝ったら
いつからお家がそんな事になった
のか話してよ!
(はるまにあイメージ)
(イメージ)
分かった!分かった!
俺の負けだー!
〜ナレーション〜
廉は「はるまにあ」に話しだした。
(親父の会社)
家がめちゃくちゃになったのは、、
そうだ、あれは俺が小5の頃。
親父の会社が倒産して、、
違う所に、
再就職出来たらしいんだけど、、
(親父の再就職先)
それからしょっちゅう
親父とお袋が喧嘩するようになって
金がどうとかこうとか、、
挙句、
離婚するとかしないとか。
俺を要るとか要らないとか。いっそ、、
親父やお袋やジジイごと、
全部燃えて無くなれば、
スッキリするのに!
その頃、、
ごめんね、、
何だかボーッとしちゃった!
今の、何だったのかな?
何か、、
26年前の光景が目の前に現れた。
そんな気がしたよ。
ええ、渉さん。
私も同じものを見た。
そんな気がします!
これを白昼夢って
言うのかなぁ。
そうかも。
でも、うれしかった、、
渉さん。私、今なら、
何でも出来そうな気がします!
ああ、もうこんな時間。
渉さん、明日もまた会えますか?
勿論!
また、ここで待ってるよ!
ありがとう、渉さん。
それじゃ、また!
〜ナレーション〜
奈美は笑顔で去って行った。
そして、
その日も家に帰った2人は、、
ね、春馬くん!
奈美ちゃん宅の事情、
大分、分かって来たわよ。
(帰宅して部屋着に着替えるように「ひひまにあ」になった「はるまにあ」😅)
そうなの?聞かせて!
次回も引き続きお楽しみ下さい🌸🐎
内容はすべてフィクションです。
画像をお借りしました🙏