よーい、スタート!

〜ナレーション〜

あれから、天久真は、

日本に帰る前にフィンランドを

少し周ってみると言い残し

アイスホテルを旅立った。


色々勉強になりました。

(天久真)


HARUMAさん、貴子さん。

これからもどうぞお幸せに。

(天久真)


また、遊びに来ます!

(天久真)

〜ナレーション〜

そして、その夜

HARUMAと貴子がDVDを

見ていた時の事だった。

ボルネオか、、

面白そうな所だな。


本当ね!


お猿さんも可愛いわ!


雪だるまの身体じゃなかったら

いつでも行けるのにね。


なんて、、

そんな贅沢を言ったら

バチが当たるわね。


そうだな。

こうして2人で居られる毎日が

奇跡の連続なんだから。


ええ、そうね。

HARUMAさんの言う通りよ。


今日も、もうすぐ夜明けだな。


また、看板雪だるまに戻って

日暮れを待つわね。

〜ナレーション〜

夜明けの輝き共に、、


貴子を眩い光が包んだ。


何だ?どうした?

貴子、大丈夫か?

突如、眩い光の中に、

あの不思議な老人の姿が、、

この姿ならどこへでも一緒に

行けるだろうて。

広い世界を共に楽しみなさい。

そう言うと笑って消え、、

そして、、

光が収まるとそこには、、

貴子、、

今度は薔薇になったんだな。

そして、添えられていた

小さなカードには、、

(イメージ)

これは彼女の昼間の姿。

君の愛が永遠に

彼女を咲かせ続けるだろう。

と書かれてあった。


ああ、神様、、

心から感謝します、、


これからは、2人で何処へでも

自由に行けるんだ!

〜ナレーション〜

HARUMAの頬を、幾筋もの

喜びの涙が伝い続けた。

フィンランドで、

そんな素晴らしい奇跡が

起きていた頃、、

日本では、、


はるちゃん〜!

起きてよ〜!


お腹空いた〜!


は?

私はアンタのお母さんなわけ?


それに、私が「ひひまにあ」じゃ

無い時はパジャマを着てって

ちゃんと頼んでるわよね?


えー!

面倒臭い〜!

どうせ脱いじゃうんだからさ!


ちょっと!

また、そんな誤解を招くような

言い方をして!


誤解を招くような言い方って?


だってそれじゃ、まるで、、


それじゃ、まるで?


いや、その、、


フフフ、、

はるちゃんの照れ屋さん!

(イメージ)


分かってます!

結婚までは何もしません!


なーんて!今、

何時代なんだよ!


何時代でも

関係無い!


イチャイチャするなら

他所でやれ!


以上!


はい!

お父さんからの伝言!


びっくりしたでしょ?

アハハハハ!


伯母様!


も〜!びっくりさせないでよ!


でも、伯父様の言う通りだよね。


以後、気をつけます!


へへへ!


まぁ、、王子様、、

なんて可愛い笑顔なの!


つい、見惚れちゃうわね💓


お母さん!

お父さんに怒られるわよ!


そうよね。

はいはい、お邪魔虫は退散!


若いって良いわねぇ!

(久々に市原母の口癖頂きました😚💕)

〜ナレーション〜

悦子は笑いながら去って行った。


オホホホ〜!

次回も引き続きお楽しみ下さい🌸🐎


内容はすべてフィクションです。


画像をお借りしました🙏