〜ナレーション〜

翌朝、再び撮影が始まった。

はるかの自宅から、

よーい!スタート!


おはよう〜!


あら、今日はまたヒヒなの?


うん。休みだし。

この姿の方が気楽なの。

服を着なくて良いし。


それは、そうでしょうけど、、

年頃の若い娘が素っ裸だなんて、、


もういい加減、

ヒヒを卒業したら?


嫌だよ〜!

ちょっと出かけて来ます。


はるちゃん! どこに行くの?

僕も一緒に行くー!


どうして?


だって、一緒の方が楽しいから。


別にその辺を散歩するだけよ。


良いよ、それで。

僕もちょうど、領地の視察に

行かなくちゃと思っていたから。

〜ナレーション〜

2人は並んで歩き出した。

すると春馬が、、


皆さんは、ちゃんと幸せに

暮らしているかなぁ。


どうしたの、いきなり。


だって僕、王子だから。

国民の皆さんを幸せにするのが

僕の勤めだから。


あ!あれは!

〜ナレーション〜

春馬はいきなり走り出した。

そして、、

お年寄りの手を掴むと

(イメージ)

どうしたんですか? 

まだ赤信号ですよ。


お住まいは?

そうなんだ。

それじゃお家まで

一緒に行きましょう。

〜ナレーション〜

春馬は、お年寄りの手を引いて

去って行った。


あれ?何?

へー、口だけじゃないんだ。

王子って。

〜ナレーション〜

その夜、、


ただいまー!

これ頂いたので、皆様でどうぞ。



あの昼間のおばあちゃん?


うん。ご家族がお礼にって。


あの御夫人は、

軽い認知症が有ってね。

知らない間に

お家を出てしまったらしくて、

ご家族が探している所だったんだ。

良かったよ。大事に至らなくて。


はるかの心の声

あれ? 何だか

すごくしっかりしてない?

甘えん坊な感じは錯覚

だったのかな?


はるちゃーん!

今日は疲れたよ〜!

(イメージ)

はるかの心の声

やっぱりコイツは、

甘えん坊間違いなし!

〜ナレーション〜

そして、その夜、、


ねぇー、はるちゃん、、


ちょっと、何よ!

人の部屋に!

しかも裸で!


何だか、風の音が気になって

眠れないんだよ〜。

一緒に寝ても良い?

〜ナレーション〜

心底怯えた様子の春馬に

仕方なく、、


分かった。

良いよ、ここで寝ても。

じゃ、お休み。


ありがとう、はるちゃん。

〜ナレーション〜

そして、翌朝、、


あー、よく寝た!


ん? 

(イメージ)

わー!


おはよう


あれ?どうかした?


ううん、別に。

もう大丈夫でしょ。

着替えるから出て行ってくれる?

はるかの心の声

平静を装ったものの、 

心臓が高鳴り、、

あれ?私、どうしちゃったの?


〜ナレーション〜

その日の会社の昼休み、、


あ、綾瀬くん。

ちょっと良いかな?


は、はい?


今度の日曜日、映画でもどう?


え?映画? あ、はい!

大、、大丈夫です!


そう。良かった。

じゃあ、10時に映画館の前で。

〜ナレーション〜

その日の仕事が終わり、、


ウフフ!

もー、ニヤニヤしちゃう!

〜ナレーション〜

ウキウキ歩いていると、、


お帰り、はるちゃん。

もう帰って来るかなって、

待ってたんだ!


今日はどうしたの?

すごくうれしそうだね。


へへへ、やっぱり分かる?


大好きな先輩に誘われちゃったの!


大好きな先輩?

それって、僕が間違って夜中に

電話に出ちゃった人?

はるかの心の声

あ!そう言えば、、

その事について王子から詳しく

聞いてなかったな。


ま、良いか!


カット!


市原さん、

今回もありがとうございます。


あら、監督。

こちらこそありがとう。


前作は

「訳ありお母さん」だったでしょ。

今回は

「普通のお母さん」で良かったわ。


レジェンドお市って!

あんなお母さん、、

まぁ、居ないわよね、普通。


見てましたよ!

レジェンドお市、最高でした。


煙幕をエイヤッ!みたいに。


確かダイナマイトも

お市さんが出して来て、、


そう、

私、流石にアレは無いわって!


だって、あそこまで来たら

もう家政婦じゃないわ。

ミッション・イン・ポッシブルよ!

一同:確かに!

全員:アハハハハハ!🤣

〜ナレーション〜

この後もしばらく

前作の楽しい話で盛り上がった。


次回も引き続きお楽しみ下さい🌸🐎


内容はすべてフィクションです。


画像お借りしました🙏