「可愛い」は最小限。
まぁまぁ、あくまで
うーん、、、
こんな感じ?
あの、監督、、
撮影の前に、、
あそこの、、
やっぱり〜なら〜じゃないかなと
思うんです。
〜ナレーション〜
春馬からシーンについての意見を
聞いた監督は、、
分かった。
君の思うようにやってみてくれ。
ありがとうございます!
〜ナレーション〜
相手役のアギーとも
打ち合わせを済ませ、、
それでは撮り直し!
アギー、君が大人になって
その時俺も「HARUMA」さん
みたいな大人になれていたら、
俺の事、もう1度
考えてみてくれないか?
(イメージ)
春馬、、
やっぱり俺、君が好きだ。
だけど、その日までは
お兄ちゃんで居るよ。
(イメージ)
春馬!
〜ナレーション〜
飛びついて来たアギーを
春馬は優しく押し止め、、
ごめん、抱きしめちゃうと
決心が鈍るから。
(イメージ)
ごめんなさい、あの、私、、
〜ナレーション〜
男女のそれではなく、
家族としてのスキンシップを
求めていたアギーは
一瞬寂しそうな顔をした。
〜ナレーション〜
そんなアギーの顔を見た春馬は、
スキンシップに対する国民性の
違いについて、マッケンから
学んだ事を思い出した。
〜回想〜
日本人と違ってハグやライトキスは
日常的なものなんです。
〜〜〜〜〜
そうか、そうだった。
俺はアギーのお兄ちゃんなんだ!
アギー!
ごめん!
ほら!可愛い妹を捕まえた!
(イメージ)
〜ナレーション〜
アギーの顔に微笑みが広がった。
カット!
春馬くん、すごく良かったよ。
君が言った、
一旦アギーを押し止める設定に
変えて正解だったな。
アギーを押し止めた動作と、
その後の葛藤を含んだセリフで、
国民性の違いも含め、アギーを
全て引き受けた大人の男性の余裕
と言うのかな。
大人な感じがすごく伝わったよ。
それにしても、一晩でよく
イメージを変えられたね。
監督、ありがとうございます。
イメージトレーニングをしました。
そう。どんな
イメージトレーニングをしたの?
いや、どんなって言うか、、
えーと、あのブラインドを、、
え?ブラインド?
あ、いや、何でもありません!
〜ナレーション〜
イメージトレーニング、それは、、
(石原裕次郎さん、ありがとうございました)
石原さんの視線にヒントを得て、
編み出した、
究極のダンディズム。
である事を思い出して、
春馬は心の中でそっと呟いた。
「ひひまにあ」ありがとう。
君は世界で1番男らしいよ。
なんて言ったらまた怒るだろうな。
〜ナレーション〜
こちら自宅の「ひひまにあ」
フワックション!🤧
何?急にクシャミが!
あれ?もう花粉症の季節?
フワックション🤧
次回も引き続きお楽しみ下さい🌸🐎
内容はすべてフィクションです。
画像お借りしました🙏