働くママで動物のお医者 -6ページ目

なぜか嫌われる

昔若かった頃、院長のかわりに私が診察室に現れたりすると


「院長はー?」

なんて言いながら露骨に後ろを覗いたりされたものだ。


とっても悔しかったがしょうがなかった。院長とは実力も年の差も随分あったし。


ここの病院に勤めてから、院長が女性で年が近いせいもあって前述のようなことはなくなった。

と思っていたのだけど・・・


アムちゃんの飼い主さん(団塊世代のおじさま)は違った。

院長とは、楽しく談笑。世間話も弾む音譜


ところが私が診察室に入ったとたん、眼飛ばしむっ

なぜじゃいしょぼん

この前も受付で

私「こんにちはニコニコ


おじさん「・・・・むっ


よっぽど私が嫌いらしい。

困った事に心当たりがまったくない。


なんかしたかなー。でも奥様はしゃべってくださるのでますます何も思い当たらない。


だれか教えて・・・・



何期


まだ2年生の娘の顔ににきび?ができていた。


「あらー、やだわーまだ小学生なのに。もう思春期かしら・・」

などとぶつぶつ言っていると娘が、


「何?ママ。私思春期?」

「いや・・・思春期っていうか・・少女期?・・・」

なんてまた困ってぶつぶつ言っていると、後ろから下の娘が来て、

「じゃあさ、私は何期?」

「うーん、あなたは保育園児だから幼児期?」

などと答えていると、また背後から上の娘が、


「ねえ。ママの知ってる人に産卵期の人いる?」

「えっ?何期?」

「だから産卵期むかっ

「あのねー、ママは哺乳類だから産卵期はないのよ。卵産まないし」

「だから、ママじゃなくてママの知り合いって言ってるでしょ!」

「いやー、ママの知り合いも哺乳類だしさ、卵は、産まない」

「そう、なんだ・・・」


おいおい。下の子がお腹に入ってたの見てなかった?あれは卵だったんかい。

さすがに産卵期の知り合いはいない。排卵期ならいるかもしれないが・・・


その後、しばらくして図書館に行った。

「一冊ずつ好きなの借りていいからね」

下の子。ファインディングニモ。妥当だね。


上の子。今凝っている魔女本。魔女のなんとかっていうのが今小学生の間で流行りらしいのだ。


カウンターに進もうとすると、

「ママ!待って!なんかいい本が!」

上の子の導くほうへ目を向けるとそこには・・


たまご図鑑


「えー、また卵?まあいいけど」

にこにこして借りる娘。

「私今日ね、たまごな気分なんだラブラブ

どんな気分だガーン


「ねえ、ちょっと見せてよ」


ギャアーダウン


そこにはヤマトゴキブリ、の卵が・・・・あせる










入れ墨

今日も出勤したら野良猫がいた。


「今日はオスなんだけど、念のためメス用で滅菌しておいてくれる?」

オスです、と言ってメスだったことはよくある。メス用の器具でオスのオペは出来るが、逆はとても足りなくて出来ないので多めの器具を滅菌する。


「さて、やろうか!」

猫を袋に入れる。網に入れてぶら下げてしばし眺めるおばさん二人。


「うーん、オスだね」

たまを触ってみる。(決して変態ではありません。みんなやります・・・)

「まだ、若そうですね。小さいし綺麗だし」

年季の入ったオスはそれなりにワイルドな感じであるが、この子のはまだまだ、って様子である。


手術終わった。前回、やっぱり野良猫が麻酔覚めたとたん逃げ出したので(この子も逃げたのと同じ、魚屋付近の猫。栄養状態よさそうだからね、回復もはやそうだ)、むぎ さんにコメントで教えてもらったように早々とネットへ。いいねえ、安心だニコニコ


無事麻酔も覚め、ケージの中へ。やっぱり覚め早いね、もう唸ってるブタネコ


「あーーー!」

院長の叫び声。

「なんですか!」

「今ね、役所に提出する書類書いてたんだけど、入れ墨の場所書く欄見て思い出した・・・入れて、ない・・前のも入れてないガーン

手術した猫はわかるように耳に入れ墨をする事になっている。これがなかなか墨が入らなくていつも苦労している。院長も私もタトゥー経験ないので(当たり前だ。でも余談だが、うちの娘の小学校の先生はへそのピアスのヘソピーらしいガーン最近はいろんな人が教員になれる・・・)やり方もよくわからない。

前回は逃げ出し騒動ですっかり忘れて、今回はなんの理由もないけど、忘れた・・・


「しょうがない、謝っとく。だって一日二回も麻酔かけたくないし。捕獲のとき注意してください、って」


役所に電話して頭を下げる院長でした汗院長すまぬm(u_u)m








貧富の差

先日、大学時代のミニ同窓会があったので行ってきた。


最初誘われたときはすぐその辺だったのに、移動途中で電話があり「銀座だって・・」


えー、銀座って格好してないしガーン第一、10年ぐらい行ってないしガーン急いで夫に電話して教えてもらう。


「じゃあさー、俺のやった現場、見てってよ。すぐそばだから」

私迷ってるし。遅れてるし。そんなお店 みてる場合じゃない・・・


やっと目的地へ。こんなビルの上の方普段来ないなあ。すっかりおのぼり状態。

恐る恐る店に入ると、同級生がいた。


「おー、久しぶり。ワイン何飲む?」

ワインか。私はどっちかって言えば焼酎だけど、まあ赤か、うーん白か・・


「ほら、好きなのいいよ」

あにゃ?膨大な種類のワインリスト。

えー、わっかんないよー。


「あっ、私はなんでもガーン

「そお?じゃあ○○(別の同級生)、このワインは何年の・・・(ペチャクチャ、ペチャクチャ、訳分かんなくてまったく再現不可)で、じゃあこれでワイン

とさんざん川島なおみみたいに話したあと、爽やかに注文していた。


あー、皆変わっちゃったなあ。この同級生は私より奥に住んでるのに。


全員、集合して会が始まる。

仕事の話、良い。家族の話、まあ良い。車の話、・・・・だめだ・・・


「俺のさー、なんとかのスポイラーがさ・・・(ペチャクチャ、やはり再現不可)壊れちゃってさー、車屋のなんとかかんとか・・」

「?あのさ、何乗ってんの?」

「928」

「?あー、ポルシェか・・・すごいね・・・それで往診車もあるんだよね・・・」

口をあんぐりしていると、

「すげーなー」

逆の隣の同級生がつぶやく。


「○○くんは何乗ってるの?」

「去年、買い換えたんだ。それまでほら、クレスタ乗ってたんだよ」

「えー、学生の時に乗ってた?それもすごいね」

あえて車種は聞かずにおく。

私だって車好きだったなあ、昔は。でも今は生活最優先!ここに来る前も洗濯機を分割で買ったしガーン


獣医に限らず、どんな商売でもそうだが、流行る流行らないの前に、もともとの資産力がある。スタートが違えば到達点も当然違う。しかも私は雇われの身・・・頑張ろう!強く生きよう!


そして、お会計。

「じゃあ、ひとり1万円で」

ありゃ?さっき大きな買い物して使っちゃって5000円しかないよしょぼん


「すみません・・・私5000円しか持ってなくて・・・後で振り込みますので誰か貸してください・・」


足りない分、おごっていただきました。院長先生たち、ありがと音譜












逃げるなー

朝出勤すると、野生動物捕獲用ケージが。


「あー、それ、のらさんにゃー昨日急に来ちゃって」

獣医師会と役所がタイアップ(?)して、野良猫の不妊手術を勧めている。いろいろな先生がしているのだが、今回はうちだったらしい。のらねこだけに、大抵突然捕まるおやしらず


「今日、オペありましたよね」

「そうなのよ、だから、いつしようかと思ってねー、momo77ちゃんやってもらえる?診察終わったら私も入るから」


というわけで、診察時間中からオペ室にこもる事に。

のらさんの麻酔はかけるまでが大変だ。まず、捕獲ケージから、ネットの袋に移す。いつも逃げ出そうと思っているから、気を付けながら移さなければならない。そして、麻酔の筋肉注射をして10分くらい待つ。


「momo77ちゃん、効いてる?」

「はーい、大丈夫そうです」

と言って少し揺らして見る。うん、効いてるみたい。

と思って、袋から出したとたん!


パッと身を起こして、逃げ出そうとした!!


念のために首を掴んでおいてよかった。

動物病院において、動物を逃がす、という事はあってはならない行為である。預かりのペットを逃がして職を失った人もいる。

よかったよー、今は辞めたくないガーン


しばらくして、麻酔が効いてオペが始まる。

診察をしながら、サブに入っていた院長、大切なところは大体終わったので


「もう大丈夫だよね。ではよろしく」

診察に戻ってしまった。


オペも終わり、麻酔を止めて酸素吸入だけにして覚めるのを待つ。

終わって10分くらい経つ。

まだ横たわっている。


普通のオペの場合、少し足をバタバタしたり、声が出たりするまで犬舎には戻さない。けれど、野良猫は野生に近い為、少しでも身体が動くと逃げようとする。敵から身を守る為に仕方ないよね・・


「さっきのこともあるし、まだ横になってるけど呼吸も速くなってきたから、もう犬舎に入れようかな」

酸素吸入を外したとたん、


身を起こして走り出そうとする!!


「い、いんちょー!!

かろうじて掴んでいる首。でもだんだん抜けてくる長音記号1


「どうしたの!momo77先生!」

「院長、ケージを、ケージを持ってきてください。もう手が外れそうです爆弾

後ろには患者さんが二人ぐらい覗いている。あまりに大きい声で見にきたらしい。


「さあ!入れて!」


ピュー台風っとブタネコが駆け込んでいった・・・


「のらねこでね、もう逃げようとして必死なんですよー」

ヘロヘロになりながら説明する私。


一度ならずニ度までもショック!


ちょっと疲れました・・・











業者さんなぜか張り切る

昨日夕方、やっと業者さんがきた。


「なんかありますかぁー」


「あります!無影灯の電球が切れたのよ。2つも」


「でも先生、こんな時期にオペなんかないんでしょにひひ


「失礼なパンチ!それが結構あってさー、うちの病院にしてはオーバーワークで電球きれちゃったのかなはてなマーク


「いや、そんな事はないと思うけどガーンわかりました、明日持ってきます!」


「え?明日土曜日だけど」


「それがさー、ほんとは休みだったんだけど急に社長が営業行け、っていうからさー、嫌になっちゃうよしょぼんだから朝一で来るよ」


「さんきゅーです。社長今月の売り上げ見て急にまずいと思ったのかしらねー、まあうちは助かったけど。じゃあ、よろしくニコニコ


今日の朝

音譜チリーン


「先生!持ってきたよ」

今日はもう既に患者さんがいっぱいわんわんわんわんわんわんにゃーちょっと業者さんを手術室に通すのはどうかと思って、


「それ、私自分でつけられるかな?」


「先生が?心配だから僕つけますから入っていい?」


あしあら、入っちゃたよん。信用されてないね私汗


「先生!ほら。明るいよひらめき電球


「おー、ありがとうニコニコ


業者さんの売り上げにも、微力ながら協力させて頂きました。

これがWIN WINの関係(そんな大げさなもんじゃ・・・)だねニコニコ





朝電話した

業者さんに。

電球持ってきてもらいたかった。

朝一番で掛けたのに、もういなかった・・・ちくしょーむかっ(小梅太夫)


そして、無影灯の上にある蛍光灯、きれた・・・


どーして?なんか地場が悪いとか、そういうのある?たたりとか。


そういえば今朝のラジオでドーター・コパ(ドクターコパ娘)が、「今日は吉方位に行くと、一年で一番パワーがもらえる日」って言ってた。

多分私にとって、この病院はきっとnot 吉方位ガーン


院長が家に、電気スタンドを取りに行った。


今日もオペ。早く業者さん来てくれ汗


有影灯

先週、無影灯の電球ひらめき電球がひとつ切れた。

無影灯はドラマなんかで手術台の上でピカッと照らす、あれだ。

手術をするときは何人かの人が台の前に立つし、大きな器具なんかもあるので一方向からの光では手元が見えないときがある。なので、無影灯は必需品である。(でも影はできちゃうんだけどねしょぼん


うちの病院のは5個の電球で照らすタイプのもの。まあ一個ぐらい切れても大丈夫、だった。


「momo77ちゃん、業者さんに電話しといてね」


「はーい」


昨日、オペがあった。無影灯点灯!


「あれ?もうひとつ、切れてる・・・ガーン

電球3個。さすがに暗い。そして影も、あるですガーン


「でもさ、momo77ちゃんひとつ頼んでくれてたよね。それ付けてニコニコそしたらちょっといいよね」


「わ、忘れました、です・・・」


「あっ・・・そうですか・・・しかたがない、ですね」


くらーい中オペをする二人。あっ、影が。無言で首を変な方向に曲げて黙々と進める。

やりなれている去勢手術でよかったですブタネコ


夜、元気にネコはお帰りになりました!よかった!


でもね、また電話するのを忘れたの・・・・

どうしようしょぼん

お初

土曜日仕事を半休して、学童の保護者会に出た。2月に行われる餅つき会の話し合いの為だ。去年の経験者というだけでリーダーになってしまったガーン


「餅つきのリーダーの方、詳しい事を御願いします」

えー、何も決まってないし。だって今日で全部決めようと思ってるんだもんべーっだ!


「えっと、餅つきリーダーのmomo77です。いつもここには主人が出席しておりますので私は初めて出席しました。皆さん初めまして!」

おー、どよめきがガーン


動物病院にとって日曜と同様、土曜日はもっとも患者数の多い日である。またお父さんが休みということで大型犬がこの日に集中する。女2人の病院では、大型犬の診察は2人いた方がはかどる。診察台に持ち上げるだけで息が上がって、どっちかがしゃべれなくなったりするしべーっだ!


獣医って、職業だと何の分類かっていうとサービス業らしいです。

昔、保険に入る際に書類を書いている時、職業の欄で「医師、歯科医師」の辺りでペンを止めている私を見てすかさず保険屋さんが「そこはサービス業で御願いします!」と声高らかに指摘された。きっと獣医で勘違いしてる人って多いんだろうな。


とういわけでやはりサービス業は休日は休みにくいので、今までも係の皆さんと日程が合わず、まったく全く知らない方もいる。(多分私以外は知ってるんだろうなきっと)


「あのー、というわけで何も決まっていなくてですね・・・」

としどろもどろな私。


「では、決定したら書面でということでガーン

会長の助け舟が出て、なんとか着席できたあせる


その後、打ち合わせは今日一回で!という趣旨に皆さんご賛同頂いて無事話し合いは進み、今週中にプリントは出せそうです。


もちろん、手・書・きべーっだ!


また忘れた

「momo77ちゃん持ってきてくれた・・・かしら?」

「あーーー、忘れましたガーン

院長言い終わらないうちに、声が出てしまった。

覚えていたのよ、昨日の午前中までは。


休日の昨日、私はやることが山積みだった。

夕食2日分作る、クッションカバー(下の子がハサミできりやがったガーン)繕う、上の子のスイミングの時間変更、最後に学童のイベントの打ち合わせの段取り(ご丁寧に紙に書いていた、1、役割分担2、去年の反省点とか)。


もっと先にやる事がありました!

昨年から言われていた獣医師法第22条の申請の書類。

要は、私は○○動物病院で働いてます、って届出を農水省にするのである。


院長はさっさと書いていた。なぜなら獣医師免許の番号を暗記しているからだ。

焼肉なんとか、みたいな語呂合わせにしている。

私はどうしても覚えられない・・・急に言う必要もないしねー。

おまけに免許は家に置いてあるし。

昔は実家の置きっぱなしだった。この書類を書くときはいちいち実家に帰って(父親がけちだから、番号見て、と御願いしても見てくれないからむかっ)書いていた。

そしてうち帰ると、母親モードになるので忘れます、はい・・


子供には

「まま、手に書けば」

と言われるのだが、書くのは右、食べるのは左、ハサミは右、身体を洗うのは左、と均等に使っているせいか(?)、ほとんど自分の手は見ない。



「22日に必着だから、明日必ずね!」


はい、頑張ります・・・・・・・