姫路港へ | こぴっとちぴっと

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やってみたいことをやってみた

ポケモンとコラボしたラッピングがされているフェリー。

 

 

 

 

 

 

出港して間もなく砂浜が見えました。港から少し南に離れたこの砂浜は海水浴場だったようです。

もう少し早く気づいていれば小豆島上陸記念海水浴が出来たのですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

姫路港へは1時間40分ほどかかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家島諸島の石切場。遠くからでも土煙が立ち登っているのが見えました。

古くから石を産出し、大阪築城時もここで切り出された巨石が海路運ばれたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

風が無いのか、石切場ではずっと同じ場所に土煙が滞留していました。防塵マスクをしていても塵肺になりそうな環境です。

 

 

 

 

 

 

席を挟んで隣に座られていたご婦人から話しかけて来られました。

「よく旅をされてますか?」とおっしゃられたので「小豆島へは生まれて初めてなんですよ。」と答え、逆に「小豆島へは法事か旅行ですか?」と返すと「車を手放そうと思って、古い車と最後のお別れ旅行で小豆島へ主人と廻りました。姫路に住んでいながら初めてこのフェリーに乗りました。」とのこと。

そこからずっと話が弾んで、元小学校の教師だったこと、もう2度と教職には就きたくないとの在職中の苦い思い出を話されました。でも姪が教師になるか公務員になるか迷って進路相談されている…等々、後ろの席に座られていたご主人も交え次から次へと話が展開していきました。

 

新幹線や飛行機では隣になってもお互い見ず知らずの人と、こうやって和やかに話しをすることはまずありません。船か寝台列車くらいです。有り余る時間と余裕のある空間が精神的にゆとりを生み出すのでしょう。そういう急がない乗り物を選択するところから精神的ゆとりがあるのかもしれませんが。

 

 

 

 

 

 

 

乗り合わせて親しくなった隣席の元教師ご夫妻が、ご厚意で姫路駅まで送ってくださるということで、一度は遠慮するも強く勧められ、間もなくお別れされるというお車に同乗させていただきました。

乗る際には儀礼上、名前をお伝えして。善なる老夫婦が、今後、厚意でも気安く他人を乗せて物騒な事件の被害者となるようなことになったらお気の毒です。名刺を持っておればよかったのですが。

長距離フェリーでは、下船前に「徒歩乗船客が船内で親しくなった車利用の乗船客と同乗して下船される場合は必ず乗務員に知らせるように」と注意放送がされます。出港時と下船時の人数が合わないと入水自殺があったと混乱させられるからです。それもあり下船時、乗務員には確認しておきました。

 

車の中でも話しは尽きず、姫路駅前まで写真撮影は無しです。握手を求められお別れしました。何のご縁か気持ちの良い出会いでした。

 

 

 

 

 

山陽電鉄 姫路駅から寄り道しながら帰るつもりで…

 

 

 

 

 

 

飾磨駅で途中下車。

予定ではフェリーで姫路港に着いたら、路線バスと徒歩でここまで来る予定でした。

 

 

 

 

 

 

 

飾磨駅では遅い昼飯をと考えて、珍しくホーム上にあった「山陽そば」を。が、久しく来なかった内にここも完全閉店していてガックリ。

昨今、昔ながらの駅そばは鉄道会社の構内施設契約見直しでか立ち退きが進められています。現在残っている「山陽そば」も駅構外のものが中心になってきています。

 

 

 

 

 

 

 

なんだか消化不良で、仕方なく食事プランを見直して次に進みました。