「本庄湯」久しぶりに来ました。
入浴前に本庄湯の身内の方が経営されている隣接の喫茶店「ダンケ」さんに入ってみます。
早朝7:00から開店している昭和な喫茶店。ドアベルがカランコロン…と澄んだ柔らかく聞き心地の良い音です。店主が相当こだわったのではないかと思われます。
奥行きの広い、洋風の店の雰囲気は落ち着いた明るさ。調度類は重厚とまではいかないシックなもの。BLTサンドとホットコーヒーブレンドを注文。
幼稚園か保育園のお迎え前の子育てママ連が騒がしかったのがちょっと微妙でしたが…
この地域に住んでいた「少年H」の妹尾河童氏が子どもの頃通った銭湯です。
玄関上の昭和テイストでメルヘンチックなイラストが子ども客へのウリだそうです。
玄関ドアは虫が入り込まないように開けたらすぐ閉めるシステムです。開けっ放しにしていると番台の店主が閉めにきます。悪態をつかれたり、たしなめられることはありません。
裏手は第2次大戦中からのレンガ造りの姿を残しています。
かつて東洋一といわれた国鉄鷹取工場を狙った空襲により、1945年この一帯は焼夷弾で焼かれたそうです。そして1995年の阪神淡路大震災を耐え抜きました。焦土と化した真野地区はすぐ隣でした。
表玄関とは全く様相が変わっていますが、補修が繰り返された壁面と古めかしい現役の配管が醸す味がよいです。
タラップのような外階段と煙突がまたヨロシイ。