アッシュピットへ石炭の燃え滓を落とし、洗い流したら…
さらに徐行で後退します。
ボイラー下の中央の赤い箇所は、向こうに留置されている50系の赤い車体の裾…濃密にメカが詰まったように見えるC62でも意外とこの部分が抜けているようです。
給炭作業場で停止。
給炭作業開始。
リフターで石炭の積み込み。
アッシュピットから後退して炭水車への給水作業。
1月8日の脱輪事故は、この給水作業後起こりました。ここから前進すべくところを後退してしまい…(訪問時は12月19日)
線路端ギリギリまでの後退なので、誤って後退しても線路上ですぐに停止させることが出来ず車止めを超えたのでしょう。
線路末端の車止めは、どんなタイプだったか意識していませんでしたが、加速されていないとはいえC62の圧倒的重量を受け止めるには脆弱だったか、逆にC62を破損させていないことを祈りたいです。
真後ろからのアングルですが、高い車止めがあればフレームに入るはずなので、申し訳程度の車止めだったのかもしれません。
この位置で規制線を超えて、C62 が後退してきたら、たまげたでしょう。機関士はさぞかし肝を冷やしたことでしょう。人身事故にならなかったのがせめてもの救いです。
防げたであろう痛恨の突発事故。
テンダー車のみの脱輪とはいえ、ジャッキアップでレールに載せる復旧作業となるか、機関車や台車に歪みや損傷が無いか点検する必要もあるでしょうし、線路路盤の破損を修理しないといけないかもしれません。C62 2の早期の復帰はどうなるのか…?
特別企画の「銀河鉄道999」仕様のスチーム号の代替牽引機は、動態保存される8600・C56・C61のいずれか…?
世の中、同じ明日が当たり前に来るように思っていても、突然儚く終わってしまう思いがけないことがある…と、また思わされた出来事でした。